2012年10月26日

東福門院が再興した社 〜長谷八幡宮

京都市左京区岩倉東部に鎮座する社。


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 『長谷八幡宮』




旧長谷村、旧花園村、旧中村、旧三宅村の氏神として信仰されてきた長谷八幡宮。
同時に京都御所から北東方向、鬼門を護る国家鎮護の神社としても崇められてきました。


創建は平安時代857年(天安元年)文徳天皇の御代。
正式名称は八幡社。長谷八幡宮は通称名。

御祭神は惟仁親王と仁徳天皇。

惟仁親王とは文徳天皇の第四皇子。
後に清和天皇として即位。清和源氏とは清和天皇から派生する系統。



岩倉地域中心部を南北に走る旧道沿いに一の鳥居。

参道を山裾へ東に進めば並木道、そして朱色の二の鳥居へ。



田園とまばらに住宅地がある静寂な地域。
時折、鳥の鳴き声が響く長谷八幡宮。



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境内には天高く聳える古木があちらこちら見られます目

苔が境内の静寂と荘厳さを際立たしていますグッド(上向き矢印)




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三間社流造りの御本殿。



掲げられている絵馬は古く、色あせ原形をとどめない物まであります。
その中でも鮮明さがある絵馬はコチラ手(パー)


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“明治27年”の扁額まで!!!!


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入母屋の拝殿も趣が感じられますグッド(上向き矢印)


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社殿は江戸時代初期、元和の時代に大破。
東福門院(徳川秀忠の娘、後水尾天皇中宮)により再興されました。

なので約400年弱、長谷地域を始め見守り続けていますわーい(嬉しい顔)





岩倉周辺を始め、あまり人が訪れない静寂な紅葉スポットがまだまだあります手(チョキ)

ちょいちょいご紹介できればと考えていますわーい(嬉しい顔)



posted by ひとし at 22:57| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月01日

子ども神輿にワンピース、おじゃる丸!? 〜北野天満宮瑞饋祭

秋祭りのシーズンがスタートですイベント

その先陣を切るのが手(パー)




 『北野天満宮 瑞饋祭(ずいきまつり)』




10月1日に神幸祭で御旅所へ、4日に還幸祭、5日に北野天満宮での神事と5日間に渡って行われます。
1日午後から行列が出発し、御旅所に午後3時30分頃に到着します。

御旅所周辺は露店が並び歩行者天国に様変わり!
小学生や中学生、家族連れと夕方には大賑わいですわーい(嬉しい顔)




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改築が進められ、真新しい御旅所で今年はお神輿をお迎えです。



何度か“ずいき神輿”はご紹介しているので今年は“子ども神輿”をピックアップですわーい(嬉しい顔)


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ずいき神輿と比べると一回り、二回り程小さなお神輿です。



大きさは関係ナシ!

ずいき神輿と子ども神輿、双方とも西ノ京の農家が育てたズイキや千日紅、水稲、麦、赤ナスなどで毎年作られていますグッド(上向き矢印)


神輿にはふんだんにキャラクターなどお遊び心満タンるんるん




まず、正面には…

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 “三匹のブタ”





その下には鳥居があって


目10. 1 C.jpg


 “オオカミ”



控えている!と言うことは三匹の子豚わーい(嬉しい顔)






ふむふむるんるん
続いて…


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 “金太郎”




熊が金太郎に退治され、斧も用意わーい(嬉しい顔)






後方には…


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 “ワンピース トニートニー・チョッパー”




フフ。小生でも一応、分かります。

ココまで来ると何でも来い!状態です手(チョキ)







そして、最後は何だろ〜〜〜???



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 “おじゃる丸”



子ども目線!?で、巡幸中でも楽しんでもらおうと神様が乗られるお神輿は時代と共に現在完了進行形でするんるん





子ども神輿は10月4日還幸祭では西ノ京界隈を練り歩きます足

午後0時30分に御旅所を出発。
東は七本松通りまで、南は朱雀第二小学校付近まで、北は仁和小学校付近までと程良いエリアを巡行します。
そして午後3時30分頃に北町集会所に到着予定です。




さて手(パー)コチラはずいき神輿。

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コチラも4日還幸祭で御旅所から北野天満宮へ。最後は御旅所へと戻られます。
より大きな範囲で練り歩くので華麗なお祭り必見ですよ〜手(チョキ)




1日夕方午後5時前頃。

5人のお稚児さんが唄に合わせ舞を奉納。

明日以降、献茶祭や各種の奉納が行われます。


一足早い秋本番を楽しめるお祭りへどうぞ〜わーい(嬉しい顔)




posted by ひとし at 21:33| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月20日

御利益は疣(いぼ)取り!? 〜疣水神社

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 「病気平癒!」

 「疣取り!」



なかなか刺激的と言えば刺激的な2つ目の言葉。
思わず目を疑ってしまいます!?





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 茨木市『磯良神社 (通称:疣水神社)』




国道171号線、高槻市と茨木市の境、三島丘に鎮座される疣水神社。
交通量が多い交差点に鎮座されるも、鎮守の森の風景は保存され趣ある神社です。



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御祭神は磯良大神。

もとは疣水神社から国道171号線を挟んで北西に鎮座される天照御魂神社の境内社でしたが、江戸時代4代将軍家綱の御代・寛文年間に分かれました。


疣水神社の由来は…
その昔、神功皇后が戦に向かうとき、自信が女であることで敵から嘗められないよう男装を行いました。
さらに顔を厳めしくするために疣を身につけようと、通り掛かった神社に立ち寄ったそうです。
祈願し、神水で顔を洗えばたちまち大きな疣だらけの黒い顔となったそうです。

その後、戦が終わり戦勝報告に御礼の参拝。
再び神水で顔を洗えば、疣が取れ、美しい元の姿に戻られたそうな手(パー)





この御神水は今日でも境内に湧き続けていますハートたち(複数ハート)



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疣が取れるや汚れ清められると親しまれています。

小生もこのお水を授かり、本殿へ参拝。



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賽銭箱の横には御神水台が設置。

持って帰られる場合には祈祷まで受け付けられています。



疣水神社の御神水は硬くも柔らかくもなくきりっ!とさっぱりした美味しい御神水です。

京都市内でこのお水と似たような味・感覚はなかったような…

初めての感覚でした手(パー)



手水舎には近所の方がペットボトルで汲みに来られる姿も多く見られました目





疣でお悩みの方へ

是非、疣水神社へ参拝されてはいかがでしょうか?


美味しい御神水で汚れを清めましょうわーい(嬉しい顔)




posted by ひとし at 14:49| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月14日

『平野神社 御鎮座記念祭』

桜の名所・平野神社。
毎年9月14日は794年平安遷都に伴い、御祭神が奈良から京都へ移されたのを記念して行われる



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 『平野神社 御鎮座記念祭』



午前10時から本殿で行われました。


境内には鳥居から本殿へ掛けて、約800個に及ぶ数多くの提灯が掲げられ夜には幻想的な雰囲気を醸し出す…予定です。


ひらめき9.14 B.jpg


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さらに拝殿では合吟・剣舞、日本舞踊、山城舞楽、民謡が奉納されます。

同時に境内では冷やし飴の無料接待も行われます。


これらは夕方6時10分から「奉燈祭」として執り行われます。



よって午前10時から「御鎮座記念祭」は神事のみ。

宮司さんら3人と氏子さん?2人の質素な神事でしたが、厳かな雰囲気で慎ましやかでした。



「奉燈祭」昨年の写真が掲載されていましたが、約800ほどの提灯に灯火が点されたなら神社の独特な雰囲気に圧倒されることでしょう手(パー)

平野神社では9月14日から名月祭期間。
この期間中、提灯はご神前に掲げられているとのことですわーい(嬉しい顔)



ラベル:京都市北区 神社
posted by ひとし at 18:04| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月12日

立派な松並木が出迎える、溝咋神社

茨木市内、安威川を東から南へ流れを変えた畔に鎮座される


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 『溝咋(みぞくい)神社』



創建は崇神天皇の御代(紀元前97年〜紀元前29年)の頃と伝えられています。
もともと溝咋神社は安威川を挟んで北側に“上の宮”、南側に“下の宮”と分かれていました。
1909年(明治42年)に合祀され下の宮のみが残り、溝咋神社として今日に至ります。


御祭神は、
・玉櫛媛命
・媛蹈鞴五十鈴媛命


江戸時代までは京都と大坂の中間に位置し、南に交通の要所・淀川が流れていることから朝廷や公家、大名、商人、農民に信仰され豊かな神社であったそうです。
しかし、明治時代に二度、安威川が氾濫、決壊し荒廃した経緯が今に伝わっています。



一の鳥居から200bに及ぶ参道には立派な松並木を経て、二の鳥居、本殿へと繋がります手(パー)




松並木の参道には猫が日向ぼっこでゴロン!としていたり


蝶々が二匹仲良く舞っていたり


最後の声を絞るかのようにミンミンゼミが鳴いていたり






この参道を馬場として利用し馬が、走っているのかな〜と想像しながら地域に愛される神社を参拝させていただきましたわーい(嬉しい顔)




posted by ひとし at 21:03| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月10日

珍しい!三鳥居が出迎える『摂津国一之宮 坐摩神社』

大阪・船場を歩けば、摂津国一之宮の神社に遭遇わーい(嬉しい顔)




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 『坐摩神社』


読み方は「いかすりじんじゃ」、通称は「ざまじんじゃ」


坐摩神社本殿正面の鳥居が珍しく、大小3つの鳥居が横に組み合わせられた『三鳥居』が参拝客を出迎えます。




創建は諸説あり古くは神功皇后年間(201年〜269年)に神功皇后が新羅から帰還の折に奉祀されたとされています。

御祭神は、生井神、福井神、綱長井神、阿須波神、波比岐神。
5柱総じて坐摩大神と称されています。
それぞれ、土地や居住地を守り給う意味が転じたとされています。





さてさて手(パー)坐摩神社後方の裏参道には…


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阪神高速1号環状線がまたぎ、その高架下には「陶器神社」との名称が。

坐摩神社周辺は信濃町などの瀬戸物町筋に多くあった陶器の商人に多く信仰されていました。

境内社には…
・陶器神社
・繊維神社
・稲荷神社

と、氏子地域の方々に愛されている社を抱え、信仰の厚さが感じられます手(パー)



陶器神社の壁面には…

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陶器が掲げられ、器の中に由来が記されています。
また、燈籠は有田焼が使われ今日に至っています。



さらに!

神苑の地面に目を移せば…


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コチラにも陶器が使われるほどの徹底ぶりわーい(嬉しい顔)




地元に愛され、長らく鎮座される坐摩神社がある!

大都会の中心を支えるかのように、その威厳に圧倒される坐摩神社ですわーい(嬉しい顔)




posted by ひとし at 14:56| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月29日

女性のみのお囃子♪ 〜平成女鉾祇園囃子奉納

昨日の御輿洗で祇園祭も終盤。
八坂神社のお祭りである祇園祭。

毎年7月29日お昼。


境内に女性によって華やかなお囃子が奏でられまするんるん



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 平成女鉾清音会 祇園囃子奉納



1996年に誕生した平成女鉾。
何よりの特徴は女性のみの囃子方。
将来的には鉾を持ち、祇園祭山鉾巡行参加を目指している平成女鉾清音会です。



今日も酷暑の中、舞殿にて恒例のお囃子奉納が午後2時30分からスタートるんるん


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華やかで清々しい音色が境内に響き渡ります。



いつかその夢が叶うまで。

正夢になるよう見守っていきますわーい(嬉しい顔)




posted by ひとし at 21:17| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月28日

猛暑に足元だけでもひんやり! 〜みたらし祭り

毎年恒例!土用の丑の日を中心に26日から29日まで『下鴨神社・御手洗祭』へ行ってきましたわーい(嬉しい顔)




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その昔、平安時代。
季節の変わり目に貴族は禊祓いをし罪や汚れを祓っていました。
その禊ぎが起源で、庶民に健康を願いで広がりました。

下鴨神社境内の御手洗池に裸足で進み、蝋燭を奉納し無病息災を祈願するお祭りです。



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28日夕方。
酷暑から猛暑、暑さへと徐々に落ち着くも人混みはまだまだ汗は止まりません。

受付まで約10分ほどの行列の後、200円を奉納し蝋燭を受け取ります。


裸足でズボンを捲り挙げ準備万端!


ただ注意書きに…

「大人のひざまで深さがあります。」



と!言うことは子供ならばお尻までの水深があるよー!!!!の注意書き。
そのようなことを知る由もない子供は突撃し歓声&親の悲鳴が轟いていますわーい(嬉しい顔)




大人と言えば…



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御手洗池に入水すれば、水の冷たさに驚きなかなか進まず。


子供以上にギャーギャーっ!



沸き出す水は冷たいモンです手(パー)



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蝋燭に灯火を点し供え、手を合わせます。




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参拝後は…


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御神水をいただき、お腹の中にも御利益を授かって健康を祈ります。



アナウンスで「何杯でもどうぞ〜♪」を正直に受け取って2杯いただきました。




冷たい御神水は美味しい!


しかし、2杯は予想以上の量でお腹がちゃぽんちゃぽんダッシュ(走り出すさま)



それほど授かったことはエエことでしょう。

コレでクーラーが故障しても健康で待つことができるでしょうわーい(嬉しい顔)




鳥居前ではみたらし団子の行列が。


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糺の森には出店が連なり大賑わいです。

明日29日午前5時30分から午後10時まで御手洗祭は行われています。




posted by ひとし at 21:18| 京都 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 神社・寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月18日

祇園石段下を占拠!祇園祭神幸祭

17日夕方6時。

祇園祭・山鉾巡行により清められた町へ八坂神社の御神輿3基が練り出します演劇
5時30分頃に八坂神社を順次出発。
八坂神社の表玄関、南の鳥居をくぐり、午後6時前に祇園石段下交差点に御神輿3基集結します。

小生初めて祇園石段下交差点で神幸祭の模様を眺めました目




まず三若、中御座


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次に四若、東御座


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最後に錦、西御座



…は、交差点南側だったので所々隙間から確認。




各神輿とも、交差点に入ると辻回し、差し上げを西楼門を始め交差点に集まった群衆に披露。
勇壮な担ぎ手が「ほいっと!ほいっと!」の歓声と飾り金具の音と共に舞ってますわーい(嬉しい顔)





3基集結の後、担ぎ手合わせて1,000人ほどの前に八坂神社宮司さんのご挨拶。

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京都市長、京都府知事も挨拶を済ませると…





3基の神輿が担がれ差し上げを一斉に披露exclamation×2



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差し上げたまま旋回すると、夕陽に照らされた神輿の黄金色が映え、西楼門の朱色とともに輝き放ちます晴れ

うだるような暑さにも負けず、歓声と拍手で祇園石段下のボルテージは高まるばかりグッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)




「ほいっと!ほいっと!」


の歓声に包まれ担がれた中御座、東御座、西御座と子供神輿はそれぞれのルートを巡行し四条寺町御旅所へ向かっていきました。


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小生、神輿に参加したことがありますが、肩に手を置き次は俺が担ぐ!の横への列が長いことにビックリ。

一つ神輿に300人ほどかな。

担ぎ手の人数は決められているので熾烈な争いに少しでも多く担ごうとその熱気が伝わってきます。



一週間後には還幸祭が四条寺町御旅所から八坂神社まで神幸祭のルートより長い巡行経路を練り歩きます。
大宮三条の御旅所を経由するため四条大宮や二条駅周辺でも見られますよ〜手(パー)




ようやく暑い夏が京都にもやって来ました晴れ




ラベル:祇園祭
posted by ひとし at 14:15| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月17日

『山鉾巡行2012』新町通りで圧巻!!!

梅雨明けし、綺麗な夏空が広がり朝から気温も鰻登り晴れ
7月17日は祇園祭・山鉾巡行。


今回は山鉾巡行の後半部分にあたる「新町御池交差点」から「新町通り」で初めて見てきましたわーい(嬉しい顔)

山鉾巡行で一つの見せ所!と言えば、
交差点で鉾の進行方向を90度変える「辻回し」
四条河原町や河原町御池は大勢の方で賑わいますが、後半になればなるほど若干ですが少なめで見やすくなります。
さらに手(パー)新町御池交差点では目前で豪快な辻回しが行われるのでエエスポットなんです目



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「函谷鉾」が交差点手前で待機中。
その間に油天神山と綾傘鉾がお先に失礼!と先に新町通りを南下します。



そしてどんっ(衝撃)


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約24bの高さ
重量約12d



合図に合わせて巨体が軋みながら一気に30度ほど転回すると歓声と拍手!!!!!!



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この鉾が軋む音るんるん


山鉾は一切釘を使わず縄だけで組み立てる・縄がらみ。

仮に釘を使っていれば辻回しで軋みすぐに痛んでしまいます。
しかしながら縄がらみだと辻回しの際の軋みを吸収し使われている材料が長年繰り返し使用できるそうです手(パー)




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新町通りを南下。



山鉾巡行で現在、使用される道は四条通り、河原町通り、御池通りと片側2車線以上の広い通りですが、
新町通りは北行き一方通行の狭い通り車(セダン)

見ての通り、山鉾の幅目一杯!
間近で山鉾が味わえるエエポイントなんですよーわーい(嬉しい顔)




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新町通りへ目掛けて「月鉾」も威勢良く辻回しです。





さてさて足「新町通り」で山鉾を“間近”で巡行見物ですわーい(嬉しい顔)



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 「月鉾」



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 「菊水鉾」



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 「四条傘鉾」



7.17 I.jpg

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 「鶏鉾」



新町通りでは鉾の屋根上部に乗る氏子さんは大忙し!

電線に引っ掛からないように、新町通り沿いの建物に当たらないように、細かな指示を与える重要な役目です。


新町通りでは山鉾が通過するため通りの建物も山鉾に協力的です。


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以前にもご紹介しましたが、電柱に一工夫目

電柱上部にある柱上変圧器。
通常は通りの中心へ設置されていますが、巡行の邪魔にならないように通りの外側へ設置されています。



さらに…

7.17 K.jpg



街灯はくるりと横へ向け〜!と自由自在!?に動き、街全体で祇園祭・山鉾巡行を支えていますパンチ


各山鉾は地元へと戻り、午後3時頃。

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すでに懸想品は外され、解体が進んでいます。

山などはもう解体され何もない状態へと素早さに驚愕!



山鉾巡行は祇園祭・神幸祭にて御神輿が町へ繰り出す前に疫病退散を願い、町の汚れを祓う意があります。
巡行では悪霊が山鉾に集まったため、いち早く解体することで退散させると信じられています。
その昔は破壊していたとも…


祇園祭・神幸祭へと舞台の準備が整った町ですわーい(嬉しい顔)




おしまいに手(パー)
今年の祇園祭・山鉾巡行は様々なニュースがありました。

復活を目指す大船鉾が142年ぶりにご神体が巡行に参加。
巡行順は最後尾を務めました。

これにより後半部、以前の後祭り10基の巡行順が140年ぶりに変更。
以前であれば北観音山に始まり南観音山で終わる順序。
これが橋弁慶山に始まり大船鉾で終わる以前の順序へと回帰。


四条通りに飾られている提灯にも

7.17 O.jpg


登場。


あと2〜3年すればもしかして、前祭りと後祭りに巡行が再度別れ、本来の姿が半世紀ぶりに戻るかもしれない。
って昨年ぐらいから気運が高まっています。



経済中心の社会&効率化で変心した祇園祭が本来の由来に則った姿に戻る日を世論で後押ししましょうわーい(嬉しい顔)



ラベル:祇園祭
posted by ひとし at 23:21| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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