
大阪市平野区、地下鉄谷町線出戸駅近く。
美しい銀杏の並木道。
一直線に伸びる“空き地”
北を眺めれば…
高架橋がその空き地を跨いでいます。
高架下には空き地を利用して駐輪場がすでに建設されていました。
よーく眺めると、線路下に敷き詰められている“砂利”を発見!
線路下の砂利は鉄の粉が付くため、やや茶褐色が特徴。
まだまだその色を見ることができます。
さらに、もう一つ

黄色と黒色。
踏切があった跡ですねー。
この廃線。
かつて大阪・八尾市の八尾駅と大阪市住吉区の杉本町駅とを結んだ『阪和貨物線』
1952年に開業。
関西本線と阪和線とを結ぶバイパス線として建設されました。
当時の阪和線は天王寺駅で他の線路と結ばれておらず、新たな路線が必要とされました。
八尾駅付近には貨物駅が存在し、和歌山方面とを結ばれ利便性が高まりました。
さらに、旅客営業も行われ京都と白浜を結ぶ特急などが運行されましたが、どれも長く運行されることはありませんでした。
開業当初から単線電化され、複線化される用地を確保されていました。
なので、出戸付近の線路跡も広く確保されています。
その後、貨物輸送が減少し1986年に休止。
団体輸送などで旅客営業が僅かに残りましたが、2004年に休止。
2009年に正式に廃止されました。
JR西日本が運営していた証が…
倒された標識。
フェンスが設置され、
線路が取り除かれ。
もう二度と列車が走ることはありません。
敷地だけが儚い夢のように続いています。。。
なんとな〜く、もの寂しさを感じます

コレが廃線の魅力なのでしょうか
