
『古知谷・阿弥陀寺』
旧鯖街道沿い。大原の北、古知谷。
中国風の山門が目印、浄土宗知恩院派、古知谷光明山法国院阿弥陀寺。

山門を抜け、川沿い杉に覆われた参道を前屈みに約500bほど登れば阿弥陀寺に到着。


急斜面に石垣を積み上げ、建物は長い支柱の上。
阿弥陀寺は…
江戸時代の1609年(慶長14年)に弾誓上人が開山。
尾張出身、9歳で出家。20余年修行後に諸国行脚で古知谷に来られました。

本堂には弾誓上人の頭髪を像に植えた「植髪の尊像」を御本尊として安置し信仰を集めています。
また、皇族諸家と縁が深く有栖川宮、閑院宮家祈願所として尊牌が奉納されています。
さらには皇室から賜った多数の宝物なども陳列され歴史を感じることが出来ます。

「石廟」
弾誓上人が寺に入られる一年前に修行中の僧らに頼んで掘られました。
上人は石棺の真下に掘ってある二重の石龕に生きながら入り、即身成仏となられました。
つまり、“ミイラ佛”
明治15年。石棺が収められるとき“ミイラ佛”も下よりお出しして現在、この石棺に収められています。
さて、阿弥陀寺境内は深い山に囲まれた場所に建立されましたが、境内はカエデか多く植えられています。
小さな庭があり、紅葉が進み川の流れる音と鳥の鳴き声だけが聞こえます





小生が参拝した日中でも、参拝客は小生一人。
本堂から色付くカエデを見渡す、この瞬間を独り占め!!!
ちょっと足を伸ばして静寂の下、紅葉をゆったりと楽しみませんか?
これが本来の紅葉狩りではないでしょうか

『古知谷・阿弥陀寺』
拝観時間:午前9時から午後4時まで
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駐車場は無料!