
史跡だから、今になっては……

『御土居』
何度かご紹介してます、御土居。
豊臣秀吉が京都の防衛のためにぐるりと一周、土塁を築いたのが御土居。
御土居より内側が洛中。外が洛外とも区別される一因です。
市内では天神川沿いに御土居が少しばかり残っています。
そのうちの一つ!
北区紫野西土居町の御土居。

何気ない低い丘。
この後方には住宅があり、御土居の北隣はそのお家の駐車場となっています。
言うなれば、邪魔と言えば邪魔かな…
自然がある!と言えば、
史跡がある!と言えば、
ちょっとはカッコイイでしょうか

北区紫野西土居町はその名の通り、御土居があった地域を記しています。
故に、北区紫野西土居町は縦に長細く、御土居があった地域を指すように広がっています。
市内には各所で御土居に因んだ町名があり、その町は縦に長細かったり、横に長細かったりと一つの町内でも幅が広がっています。
藩邸のあった地域には藩を記した町名など、その昔の土地の記憶を今に伝える町名。
コレこそ、日本人が培った一つの知恵だと想いませんか?
