
京都三大祭りの一つ『時代祭』が行われました。
曇り空の下、午前9時に平安神宮から京都御所へ鳳輦が向かったのを機にスタート。
正午から京都御所建礼門前を出発し烏丸、御池、河原町、三条を通って平安神宮に至る時代行列が繰り広げられます。

京都御苑建礼門前大通りには外国の方も含めて多くの観光客の方でごった返し、優雅な行列が行き交うたびに歓声や拍手が送られたり、シャッターを切られていました

時代祭は明治維新時代から平安遷都まで時代を遡る行列で、それぞれの時代の様式を忠実に再現した豪華絢爛そのもの

平安神宮創建と平安遷都1100年を記念し、神社には祭りがいる!想いで市民がお金を出し合って始まった時代祭であり、今年で109回目です!


先頭には奉行役と知事、市長、府市議長を乗せた馬車が通過。
馬車とその衣装って合ってますか???とやや疑問。。。


明治維新時代から行列は展開

維新勤王隊列が鼓笛演奏で華を添えます

行列には坂本龍馬や桂小五郎など幕末志士に扮した方々も相応に登場!
続いて江戸時代

徳川城使上洛列
行列の先頭は長持。
奴さんが“あっぱれ”の扇子をお客さんから頂き陽気な所作でお客さんから大きな拍手と笑いを誘い祭りの雰囲気を高めます!!!
続いて


槍持、傘持、挟箱持。
掛け声に合わせて二人一組の間で投げ渡す所作が展開されるとコチラも大きな歓声と拍手

武士の粋を表しているのかな〜

時代祭の行列は約2q。
全ての行列が通過するには約2時間を要します

京都御苑内では多くの見物客がいらっしゃるため、後方ではお客さんの曲芸も


均等に配置されている石柱に、これまた均等に立って見物する人々…
どこかシュールな風景に想わず撮っちゃいました

時代は遡り安土桃山時代。

織田公上洛列。
織田信長公が各武将を引き連れて武者姿を披露です。

羽柴秀吉

織田信長

柴田勝家
婦人列には…

そして、淀君。
淀君の衣装が今年、新調されました。
そのお値段!なんと!!!
約850万円!!!
打ち掛けが新調され、朱色の布に金糸を編み込んだ豪華絢爛!
新調されたのは約半世紀ぶりだそうです。
なかなかそのような衣装着られません!!!
そして、室町洛中風俗列。


南蛮人衣装を纏った方の合図で風流踊りを再現。
盆踊りの原型とも言われている室町後半に京都で始まり、江戸時代に全国に広まったそうです。
と、ここでタイムアップ〜

楠木正成の行列や平安時代後期の武士の行列、貴族の行列など並び、午前中に御所まで来られた御鳳輦が京都市内をぐるりと回り平安神宮へと向かわれ時代祭はクライマックスを迎えます。
目で見る歴史絵巻が繰り広げられた時代祭と同じ日の夜に行われる鞍馬の火祭りが終わるといよいよ!錦秋の京都が待ち構えています
