我が家近くの住宅街を流れる白川が先日の台風18号により変貌を遂げました


ご覧下さい!!!
以前はコンクリートの打ちっ放しで愛想のない川でした。
台風18号による増水で上流から運ばれてきた石や砂が大量に堆積。
自然なる川が復活したのです

石や砂の堆積は今まであったものを一気に消し去りました!

やや段差が見えますが、以前なら立派な落差があり、水の音が響き渡るほどでした。
それが今や風前の灯火に………

白川に下りることができる階段。
小生も小学生の頃は幾度となく川に下りて遊んだことか。。。
白川に入水しても濡れるだけ。
特に草も生えておらず、魚が生息しているわけでもなく、本当に下水と同じと言っても過言ではない状態でした。
この階段は全部4段あったのですが、最後の1段は埋もれてしまってます

ここから推測すれば以前の3分の1ほどの土砂が堆積していると考えられます。
もう少し下流に行けば…
カーブを描いてる箇所では堆積はさらに深く、3分の2ほどまで埋まっています。
この付近の白川は凹のように日常的に水流がある部分と一段高く、人が歩けるスペースがあり、さらに階段を4段ほど上るほどの高さが確保され今すぐに災害が起きるとは考えにくい状況です。
親や祖母の話を聞けば、
以前の白川は暴れ川で近くの公園は雨が降れば常に浸水し、池に生えるような草が点々としていたそうです。
洪水を防ぐため、掘り下げて高さを確保し、コンクリートで覆う工事が行われ今日の姿となりました。
また近年では西田橋付近上流から今出川通りの地下を進み、荒神橋付近へと流れる白川放水路が整備され洪水対策が強化されました。
今回の台風では洪水は無く、対策の成果が現れたことでしょう

しかし、この大量の土砂!

どぉ〜します?
この砂を見て何か感じませんか???
そうなんです

京都の寺社仏閣の庭園で広く使われている白くて美しい砂「白川砂」
白川上流部の花崗岩が砕け、丸みを帯びた砂として北白川地区で採取されていました。
京都の特産品として御所や天皇陵、今では一般家庭の庭園にも広く使われ、重要なアイテムとして愛用されています。
それが今!大量にありまっせ〜〜〜

親戚の話を聞けば、
洪水対策施行前は“よく白川へ取りに行き、乾燥させて庭に撒いてた!”
とのこと

小生は今回の白川の姿を見て、
“あの砂、売れるんちゃうか?”
と考えたことは強ちエエ線を突いているようです

ん?今後どうするのか?
小生は今のままが一番エエかと考えます

コンクリートで打ちっぱなしの自然に逆行する姿よりは、今のままで自然と草が生え、生き物が戻ってくることが何よりの願い。
洪水対策ももちろん重要ですが、過剰なまでの対策は無用。
ありのままの姿を取り戻すチャンス!
是非、今の白川を維持、発展させて欲しいモノです
