2013年06月13日

『ジミー・ツトム・ミリキタニ回顧展 −日系人強制収容所と9.11を体験した反骨のホームレス画家』

ホームレス画家の絵画展へ行って来ましたアート




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『ジミー・ツトム・ミリキタニ回顧展 −日系人強制収容所と9.11を体験した反骨のホームレス画家』




ジミー・ツトム・ミリキタニは日本名、三力谷勤。

戦前アメリカで生まれ。
青年期は広島で育ち、戦争に入ると徴兵制を嫌い18歳、特技であった絵を志し渡米。
第二次世界大戦中は日系人収容所に連行。
戦後は住み込み料理人として働くも主人が亡くなった時、66歳。
仕事も住居も失いニューヨークでホームレス生活へ。
9.11当時、映画監督と出会い映画を撮影され反響を呼び個展を開くなど活躍。
2012年10月に逝去。



一般人の経験では有り得ない数奇な運命を辿った、ジミー・ツトム・ミリキタニ。


厳しい時代背景と経験から描かれた絵画は


人の悲しみ、哀れみ。


自然の優しさ、愛おしさが動物、特に猫の目を通じて訴えているように感じます手(パー)





何と言っても外せないのは戦争と9.11。


第二次世界大戦で経験した空襲や見た戦闘機。
故郷、広島の原爆投下。

ニューヨークで晩年経験した9.11。



この体験から描かれた絵画は争いの虚しさと悲惨さがひしひしと受け止めます。





これらの作品は今を生きる人々に多くの課題を突きつけているように感じます手(パー)



いたずらに力を行使する必要があるのか。
対話の選択はないのか。
ある程度の手を携えることは不可能なのか。



今、この時だからこそジミー・ツトム・ミリキタニの絵画は訴えていますアート


『ジミー・ツトム・ミリキタニ回顧展 −日系人強制収容所と9.11を体験した反骨のホームレス画家』

期間:7月20日(土曜)まで ※但し月曜日は休館。
場所:立命館大学国際平和ミュージアム 中野記念ホール
開館時間:午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
参観料:大人400円、中高生300円、小学生200円




ラベル:絵画 京都市北区
posted by ひとし at 22:59| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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