

近代の京都御所、裏鬼門を護る“方除の大社”として信仰に厚い城南宮です。
一帯には鳥羽離宮が造営され、天皇や上皇が行幸した地としても有名です。
現代では交通安全の神社として車の祈祷などでも信仰されています。
『城南宮・火焚祭と火焚神事』

午後2時。
通常・車の祈祷所として使われている箇所に火焚祭が行われます。
寒風吹きさす中、宮司や神官の祝詞奏上などが厳かに進められます。
そして禰宜による大祓の詞を参拝者で唱和するなか、多くの火焚串が炊き上げられます




全ての火焚串が炊き上げられた後、二人の巫女による“浦安の舞”が奉納されます。

途中、小雨が降る中、最後まで多くの参拝客が火焚祭・火焚神事を見つめ、祈願していました。
最後に宮司さんから挨拶。
寒い中、参拝下さりと感謝の言葉。
さらに、小雨を“清めの雨”と表現するなど、全ての事柄に感謝と意義あることと表現されました。
古事記1,300年や明治天皇崩御100年に当たることなど今一度、伝統や文化を大切にする年であること、
等々、大変有り難い言葉に深く感銘を覚えた火焚祭でした
