
その中でも最大級の前方後円墳が

『今城塚古墳』
高槻市西部、国道171号線と名神高速に挟まれた地域。
6世紀前半に造られたとされています。
墳丘長さは190b、二重濠を持つことから当時の最大権力者の大きさが窺えます。
その埋葬者。
学説では第26代継体天皇が定説となっていますが、宮内庁指定の陵墓ではなく、発掘調査が出来る天皇陵とし注目を集められた古墳の一つです。
宮内庁は以前、陵墓に編入する答申を反故にし、今日でも今城塚古墳から西にある茨木市・太田茶臼山古墳を継体天皇陵として指定しています。
誰のためのプライドか理解できませんが…
宮内庁のおかげで発掘されたのは形象埴輪や埴輪祭祀区が出土。
内訳は…
・家形
・柵形
・蓋形
・太刀形
・楯形
・靱形
・武人形
・鷹匠形
・力士形
・冠帽男子
・座像男子
・巫女形
・四足動物
・鶏形
・水鳥形
…等々
古墳は整備され、美しい姿を現在に伝えています。

水を湛える内濠。
現在は釣り等は禁止ですが、整備される前は釣りが出来る濠としてその重要さより憩いの場として親しまれていました。

ランニングをする人。
歴史好きが古墳の大きさを実感すべく、自分なりの調査をしながら歩む人。
ただ、生活の一部として通る人。
いずれにせよ、この古墳が日本の歴史をより明らかにする大きな一歩を占めたことは疑う余なし

今城塚古墳の横には入場無料の歴史博物館が整備されています。
古墳時代の大王が間近で感じられる今城塚古墳へどうぞ〜
