その鴨川に水力発電所が明治時代に造られていました。

「洛北発電所」
鴨川上流部の賀茂川。
東方から鞍馬川が合流する十三石橋付近です。
洛北発電所は1908年(明治41年)に竣工した発電所です。
紛れもなく

鴨川の水を利用した唯一の水路式の水力発電所です。
取水はココから上流の賀茂川(鴨川)、鞍馬川、静原川の三川。
落差47b、出力は450`h。
出力は本当に僅かな値。ちなみに関西電力管内、高浜原発は総出力は339万`hから考えるとすずめの涙ぐらい?
いやいや!立派に家庭に供給すべく頑張っていただいてます。
賀茂川と鞍馬川の合流点に設けられている排水口からは白い水しぶきを立てるほど勢い良く水が落ちている様子が窺えます


比べて賀茂川上流方向は水が少ないこと…
明治時代には恐らく京都市内へ供給するには最適な場所であり、規模の適切だったのでしょう

100年を超えてもベテラン水力はなお現役稼働中!
一方の原発の耐久は日本で40年の議論が沸き上がっています。
ただ水力はダムを建造する場合は周囲に与える環境問題を考慮しなければなりません。
善悪は表裏一体。
ん〜、洛北発電所は小さいながらも微笑ましくさえ感じます。
節電&卒原発からメタンハイドレートと一歩でも先に進む発電方法を願うばかりです。
ラベル:発電所