2011年04月21日

「道路の異状を発見したら…」

4.21 B.jpg


なんとなく違和感ありません?



「道路の異状を発見したら…」




異状?


異常?



どっちが正しいの?

何となく感覚では「異常」が正しいような。。。


しかし、「異状」はどのような場面で使います?



広辞苑で調べてみましょう本

【異状】
普通とはちがった状態。別状。
「体の―を訴える」

【異常】
通常とはちがっているとこ。並外れたところのあるさま。
▽好ましくない意を込めて使うことが多い。
「この夏は―に暑かった」「―な行動」
⇔正常


な〜んのこっちゃふらふら



つづいて日本新聞協会「新聞用語集2007年版」は表記の原則から…
【異状】
限定用語。普通と違った状態。〜名詞〜

【異常】
一般用語。正常の対語、アブノーマル。〜名詞・形容動詞〜


ますますふらふら



毎日新聞のコラム・校閲インサイドの「読めば読むほど」(2006年6月5日月曜 朝刊)が理解しやすいかな…
「イジョウ」の見た目
 96年6月13日に福岡空港でガルーダ・インドネシア航空機の離陸失敗事故が起きた時のこと。14日付朝刊記事のエンジントラブルを説明する部分で、「エンジンにイジョウがあった」の「イジョウ」を「異状」「異常」のどちらにすべきかをめぐり、東京本社の編集局で議論があった。
 毎日新聞用語集は「イジョウ」の使い分けをこう記している。異状=(平常でない状態)例・就職戦線異状なし、特に異状はない。異常=(正常でない、アブノーマル)例・異常気象、異常な状態。
 結局、エンジンが故障し、平常の働きができなかったと考えれぼ「異状」でよいという意見に傾き、朝刊はー面大見出しを「エンジン異状離陸断念」とするなど、「異状」で統一した。ところが翌朝、タ刊作業のための編集会議で異論が出た。用語集の基準とは別に、世間では「異常」が一般的で、特に大見出しの「エンジン異状」は見た目の違和感が大きい──。議論を踏まえ、この場合は「異常」を便う方針に転換し、同日付タ刊から「(エンジンの)第2、第3両方に異常?」などと表記することにした。
 「異状」は「異状なし」など限定的に使うべきで、「異常」とすべき例の方が多い。最初からそのように判断できれぼよかったのだが、使い分けの奥深さを語るうえで、今でも忘れられない経験の一つである。【岡本隆一】



このように考えると、新聞用語集の“一般用語”と“限定用語”がすんなりと理解しやすい“気”がします手(パー)



「道路の異状を発見したら…」



異状が異常か?




アカンふらふら

小生が異常な状態へと陥りそう…




なんとな〜く「異常」がエエような気がします。

難しい日本語だ…


ラベル:異常 異状
posted by ひとし at 18:13| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 想フコト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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