※祭りの詳しい内容は2009年10月1日の記事をご覧ください。
ずいき祭りで北野天満宮からその名も『ずいき神輿』が氏子地域に繰り出します。
ずいき神輿とは…
西ノ京の神人により、ずいき神輿という野菜、乾物等で趣向をこらした絢欄華美な神輿が御旅所に奉られ、10月4日に巡行する。4日まで西大路妙心寺道西入「北野天満宮御旅所」に鎮座されています。
これはかって北野祭(例祭)にお供えとして奉られた野菜を、慶長の頃から一基の大型神輿として作り飾りつけるようになり、屋根はずいき芋(里芋の茎〕で葺き、神輿の各部はすき間もなく穀物や蔬菜・湯葉・麩などの乾物類で覆われている。
四隅にさがる見事な瓔珞(ようらく)は乾燥した金盞花(きんせんか)の花をびっしりとつけたもので、神輿の四面には、謡曲や昔話から採った人物の造り物などが取り付けられている。
江戸時代には八基ほどが各町から出ていたが、今日では西ノ京の2基のみとなっている。

こちらはずいき神輿のミニ。
(ずいき神輿全体を取り損ねました…)
屋根には芋の茎“ずいき”がふんだんに使われているのが目に留まります。
さらに、神輿の四面には昔話や謡曲などを象った物が取り付けられています。
まず正面


「魚すくい」
正面から左回りで…

「百鬼夜行」
つづいて…

「三上山の百足退治」
最後に…

「このよをば藤原道長」
この四面は毎年、野菜などを使って題材を考え趣向を凝らした作りとなっています

「百鬼夜行」はNHK朝の連続ドラマ“ゲゲゲの女房”を当然、意識された作品でしょうね

御神輿には…
ずいき、芋、粟、唐辛子、白ゴマ、九条ネギ、水菜、茄子、柚子、ミョウガ、トウモロコシ、スイカの種、昆布、かんぴょうetc…
秋の収穫に合わせて、各神社では自然に感謝!大地に感謝!穀物に感謝!で秋季大祭が執り行われます。
御神輿さんは神社から神様が氏子地域に回られる、とてもありがたいお祭りなのです

食欲の秋!に、ちょいと食べられることの有り難さを感じながら、祭り気分を味わうーーーなんていかがでしょ?