



秋空と平安京大極殿を模した濃緑色の屋根と拝殿の朱色、境内の白砂。
心落ち着く素晴らしい美の共演にうっとり

本日(19日)は平安神宮神苑の無料公開なのです

年に数回無料で一般公開され多くの参拝者で賑わいます。
平安神宮神苑は本殿を囲むように約1万坪の広さ。
池泉回遊式庭園で東神苑、中神苑、西神苑、南神苑の4つのエリアから構成されています。
平安神宮が創建された明治後半から昭和初期にかけ時間を費やし造られ、国の名勝に指定されています。
すぐそこに大通りが通っているにも関わらず、四季折々の表情が楽しめる日本庭園で、平安神宮の平安の名の通り心安らげる場所


池の水は近くを流れる琵琶湖疎水の水をふんだんに利用しています。
平安神宮近く東山界隈は疎水の水を利用した庭が各地で見られます。
自然の情景を切り取ったかのような趣を感じますね〜

これが自分の庭だったら…

神苑内は池には睡蓮、庭園内では萩、百日紅、撫子などピンク色の花が遠慮するかのように“そっと”咲いてました。
小生は草花に造詣“浅く”、秋に咲く花をいまいち…ですが、紅葉だけでなく小さな花を咲かせる命の営みに心打たれました

その他、神苑内の池には鯉や亀、渡り鳥の休憩地であったり、東神苑には京都初の路面電車が保存。
何と言っても平安神宮は桜!寒桜、山桜、ソメイヨシノ、しだれ桜、八重桜と数多くあります。
有料であっても神苑に是非、四季折々の移ろいを感じにどうぞ〜

続いて




京都御所東に鎮座、梨木神社へ
(詳しくは6月12日を参考下さい

梨木神社境内には約500株の萩が植えられ、萩の宮とも呼ばれています。
毎年9月の第3または第4日曜日前後に行われるのが…

『萩まつり』
「萩まつり」の日には参道から社殿前まで咲きみだれる萩の花を愛でる参拝者でにぎわいます。
萩は万葉の時代には最も愛された秋草であり、その字もくさかんむりに秋を書いて表す、日本でできた国字です。観賞だけでなく食料、薬草、屋根材として暮らしに深いかかわりをもった植物でもありました。万葉集に詠まれた植物のなかで最も多いのもうなづけます。
可憐な花、しなやかにたわむ枝が風にゆれこぼれる優美な姿を、万葉人は殊に愛したのです。
今年は19日から23日までの5日間。
萩は見頃は9月中旬から10月にかけてで、咲いては散り咲いては散りで満開!は難しいのですが、今日現在もあたらこちらで花を咲かせ十分に楽しむことができます

本日(19日)日中には奉納行事「小笠原流弓術披露」が行われてました。

古式ゆかしき作法による弓術披露。
拝殿から約10bほど離れた的に弓を射る!
弓術奉納が始まり、最初に射る直前…参拝者からは…
「ほんまに射るんか?」
「作法だけか!?」
と言った瞬間に…
ばしっ



歓声!とともに拍手!!!
弓術を目の当たりしたのは二度目


かっこええ


片腕出し、弓を射る直前の凛々しい腕と顔。
“伝統”の魂が射る方々に宿っているんでしょうね

一番最後に射った方は矢が的のど真ん中に命中!さらに矢が的に深く突き刺さり矢の後ろ部分・羽の部分が見えるのみ

射る直前の弓が軋む音。
矢が放たれ、空気を裂けるその音。
感動です

『梨木神社 萩まつり』は明日以降の奉納行事では狂言、舞など。境内では煎茶、抹茶席が用意。
21日には府市民俳句大会も催されます。
是非、ご観萩下さいませ
