


瓦が羽目込められた土壁。
波打った瓦や丸みを帯びた瓦がそれぞれの列で構成されれば、趣ある壁が構築される。
エエ感じのデザインではないですか〜

て、どこぞの敷地なのでしょう?
お寺??個人宅??
と、壁沿いをぐるりと回ると………

法華宗真門流総本山『本隆寺』
智恵光院五辻上ル、西陣の地にある本隆寺。
開祖・日真大和尚が1488年(長享2年)に妙顕寺を出て、四条大宮に本隆寺を開創。
1542年(天文11年)春、現在の地を得て再興されました。

本隆寺は度々、大火に見回れるも本尊は無事、さらに本堂も免れ“焼けずの寺”としての異名がつくようになったそうです。
また、境内には西陣五井の一の名水を持つ「千代野井」。
上人が夜泣きを続けている乳児を抱いて題目を唱えながらこの松の木を回ると不思議なことに泣き止んだとされる「夜泣き止の松」等々があります。

注意:「夜泣き止の松」ではありません。

南門は開かずの門。
つまり、勅使門。
正門は東側の智恵光院通りの山門にあたります。
西陣の中心地に広い境内の本隆寺。
静寂に包まれた境内で伝説が今に伝わる旧跡に出会えた壁に感謝です
