河川敷を自転車で走っていると…

二条大橋下の左岸

いつもは右岸側から眺め、前々から気になっていたんです


「上杉本 洛中洛外図屏風」
織田信長が上杉謙信に贈ったと伝わる狩野永徳の作画。
現在は山形・米沢市の上杉博物館に所蔵され、国宝に指定されています。
そのパネル画の展示。
さらに


屏風絵からの部分画。
鴨川。
五条橋。
神輿渡御。
それぞれ祇園祭や牛若丸と弁慶との伝説等々の説明が展示されています。
てか

なぜ、二条大橋の下に展示されているのでしょうか?
仮設と思いきや橋の下に取り付けられた照明付き

これらの支援には葛椏sホテル、積水ハウス梶Aワタキューセイモア鰍フ三社の支援による京都府の事業“鴨川ギャラリー”の一環だそうです。
“鴨川ギャラリー”とエエようなネーミングを付けてますが、小生はこう考えています。
鴨川の河川敷が整備され、遊歩道から川へ下りられる階段を橋の下を中心に整備されました。
その後、問題となったのがホームレス問題。
橋の下は雨風がしのげる絶好の場所です。
そこにホームを造られ、苦情が寄せられ、橋の下はフェンスに囲われ階段などが封鎖。
何とも滑稽な状態だったのです。
橋の下を活用するアイデアが民間を巻き込んだこの形だったのでしょう

当然ながらホームレス問題の解決も必要ですが、一石二鳥、一石三鳥の事業です。
二条大橋の下にはベンチも用意され、じっくり鑑賞できるようにもなっています

先月お引っ越ししたカモ一家も目の前で元気に暮らしています。
ちょいと日陰で鴨川の風に揺られ休んでいきませんかー
