

京都府南部、木津川市旧山城町と旧木津町を結ぶ
『泉大橋』
歴史は長く、架けられたのは740年か741年とされています。
架橋指揮は奈良時代の大僧正・行基。
聖武天皇が平城京から恭仁京へ遷都する際に橋が3つほど架けられたことが起源です

しかしながら、都が完成する前に近江紫香楽宮、大津宮、難波京、そして平城京へと戻るに至ります。
その後876年に洪水で橋が流失。
明治時代に至り1877年に架橋されるまでは渡し船で往来があったそうです。
現在は京都と奈良、和歌山を結ぶ国道24号線の橋として物流を支えています


泉大橋のすぐ東側には木津川橋梁


木津川の普段の流れから、洪水がなかなか想像できません。
6月から木津川では釣りが解禁され、穏やかな日和の下、楽しまれている姿も


さて

泉大橋の北詰、木津川市旧山城町上狛。
橋を見守る寺院が建立!

『泉橋寺』
泉大橋を守護、管理するために建立されました。
門前には…

地蔵石仏。
1295年に石材を切り始め、1308年に開眼供養と13年の月日が費やされました。
時代は応仁の乱以後、戦乱に巻き込まれ、お堂が焼かれ現在のようなお姿にへとなりました

次ぎにお寺周辺を見渡せば、上狛地域は茶問屋街が広がっているんです


国道沿いには伊右衛門の名で有名な福寿園!
その他にも茶問屋が所狭しと並んで、路地裏などは迷路状態。。。

あちこちからお茶のエエ香りが漂ってきます

山城地域のお茶発祥地のとされる上狛地域。
夏。
水で濾す、冷茶が美味しい季節になってきました

ぶらぶらと回る楽しみは回るほど増幅しますねー
