

『酒屋神社』
京都府京田辺市、同志社大学北側の谷に鎮座される酒屋神社

御祭神は津速魂神。
御由緒は…
「創建年月など不詳だが、かつて神功皇后が三韓遠征の際、神社背後の山に酒壺を三個安置して出立、帰国後その霊験に感謝して建てられたとも。本殿は明治9(1876)年の再建で一間社流造り、屋根に特徴があり、千鳥破風と軒唐破風を配した姿は山城地域では県神社(宇治市)本殿など、限られたところにしか見られない。 神功皇后が朝鮮より持ち帰った“九山八海の石”が今もここにあるという。 また、河内国の酒造りを業とする中臣酒屋連の一族が来往して、酒造りを伝え、祖神を祭ったものともいわれる。 佐牙神社とともに酒造りに縁のある神社である。祭神は、津速魂神(つはやむすびのかみ)と応神天皇。 近くには興戸の大池があり、初夏の青葉、秋の紅葉と季節によって様々な美しい姿を見せてくれる。」
酒好きには飲む酒がなければならない!
飲む酒には造る人がいなければならない!
造る人は酒屋にいる!
なので、酒好きが参拝しなければならない神社。
まさしくそれが

京田辺市の酒屋神社なのです

近鉄興戸駅やJR同志社前駅から西へ徒歩10分ほど。
山間の静寂な地に鎮座される酒屋神社。
本殿は…


本殿は山城地域特有の形。
千鳥破風と軒唐破風を配した姿の美しさに見取れてしまいます

拝殿は…


地域の信仰深さが感じられ、保存の維持が懸命さが見て取れます。
本殿の再建は明治時代。
一方で地域の厚い信仰で悠久の歴史を感じられる酒屋神社。
お酒好きの意気込みで、素晴らしい神社を後世へ伝えましょう
