2012年12月04日

政治家が馬鹿なのか?国民が馬鹿なのか?と衆議院選挙公示に想フ

第46回衆議院議員総選挙が今日、公示されました。
民主党、自民党の二大政党と中小の政党が乱立し、小選挙区比例代表並立制が導入された以降、小選挙区では立候補者が最も多くなりました。

振り返って約3年強前の衆議院選挙。
争点は「政権交代」
自民党公明党の連立内閣か民主党を中心とした政権交代かが争われた選挙。
そして選ばれた民主党中心とした連立内閣。
鳩山、菅、野田と三代続いた内閣では民主党が掲げたマニフェストの実行力に対しての疑問符。
東日本大震災による未曾有の天災と人災による影響。
震災後に民主党、自民党、公明党による税と社会保障一体改革による合意。

この三年強。
結果として政治家に白紙の委任状を渡してしまった喪失感が漂っています。


第46回衆議院議員総選挙。
12月4日(火曜)公示、12月16日(日曜)投開票。


そもそも今回の総選挙はなぜ行われるようになったのでしょう。
衆議院の解散権は内閣総理大臣が持っています。
野田首相が解散を決めたから総選挙が行われます。
なぜ、決めたのか?

野田首相が「うそつき!」と呼ばれるのに耐えられなくなったから?
違いますね。

自民党・谷垣前総裁と公明党・山口代表が追い込んだから?
違いますね。

そもそもは税と社会保障の一体改革、
つまり「消費増税」法案を国会に提出し委員会で野田首相は消費増税法案通過後に国民に信を問いたいと答弁したことが要因です。
そもそも消費税増税は民主党マニフェストに掲載しておらず、加えて政権交代後の鳩山首相は消費税を上げないと明言しました。

消費増税は国民生活に直結する課題です。
一般の感覚であれば、選挙で国民に消費増税を問い、政権を獲得すれば法案として成案する。
この計算式をひっくり返し、後で民意を問う。

国民としては不信感ばかり募る一方です。

では!
と、野党の間に懸案の課題を任せようと消費増税の神輿を担ぐ自民党と公明党。
姑息と言えば姑息な手法です。
そして、すずめの涙のような良心で野田首相と自民党・谷垣前総裁、公明党・山口代表の間で「すみやかに解散し信を問う」で合意したと高らかに宣言していたことはまだまだ鮮明に記憶を蘇らしてくれます。

つまりは第46回衆議院議員総選挙では、そもそも…

「消費増税に対して野田首相は国民に信を問うている」

ここが計算高いところ。
野田首相も自民党・安倍総裁も解散以降に選挙の争点を多角化し、
ぼやかし、
今や原発の是非、TPP、景気対策、憲法改正。
そして、消費増税と。


約2週間後には新たな政治勢力が誕生しています。
多くの党が乱立し、候補者も入り組んでいます。
様々な党が様々な意見を訴えています。

我々は何を基準に投票すれば良いのでしょうか?

一つ一つの項目に対してマスコミが一覧表で紹介しています。
我々が考えるコトに関してどの党と合致するのか?
さらに、どの政策を優先順位として考えるのか?
これを点数化して自らの思想に近い党と候補者に投票する。
簡単な作業でしょう。


 多すぎて理解できない。


これは主権者たる国民の品位が低すぎます。


 投票に行かない。


これも主権者たる国民の品位が低すぎます。
我々の一票で政治家を選ぶのが選挙であり、民主主義です。

くだらない政治家が、寝ている政治家が、何をしても一緒。

そのような質が低い政治家を選んでいるのは国民です。
つまり質が低いのは国民となります。

入れる候補者が無ければ、何も書かず「白票」として集計されます。
白票は立派な投票行為であり、白票が多ければ多いほど政治家に圧力を掛けることができます。

政治家が無能で馬鹿なのか?
国民が無能で馬鹿なのか?


今の社会に多少なりとも文句があるならば、投票行動を起こしましょう!

わーい(嬉しい顔)


期日前投票は明日から15日まで。
16日は投票日。つまりいつでも投票できます。

改めて、投票行動を起こしましょう!



ラベル:政治
posted by ひとし at 21:57| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 想フコト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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