2012年11月29日

暴れ川は山を貫いてしまえ!

11.29 A.jpg


山を貫くトンネル。


このトンネルから水が滴り落ちる!?



11.29 B.jpg


トンネルって…車が走って車(セダン)車(セダン)車(セダン)



ではないのです!



歴とした“川専用のトンネル”なんです。



では、なぜこれだけ大きなトンネルが造られたのでしょう?



この川は以前にもご紹介した『天野川』手(パー)
生駒山地を源に交野市、枚方市から淀川へと注ぎます。

トンネルが造られた中流域は磐船神社がある、磐船渓谷に当たります。
急峻で川幅は極端に狭く、度々氾濫が発生していました。

11.29 C.jpg



画面右側のV字に注ぐ箇所が本来の天野川です。


橋の上から本来の川を望むと…


11.29 D.jpg



“小川”レベルと言っても過言ではないはず目



この幅にトンネルから滝のように注ぐ水の量が流れていたとはやや想像が出来ないほどです。



そこで天野川改修工事計画を策定。

1992年(平成4年)から2001年(平成13年)まで事業を実施されました。




上流に目を転じれば…

11.29 E.jpg

11.29 F.jpg



トンネルと言えども川幅が狭まるために堰が造られ水量が調整されています。



トンネルの巨大さは道路用よりはるかに大きな設計が施されています。



直径は10bどんっ(衝撃)



これは100年に1度の大雨に対応できるような設計です。

時間雨量100mm弱の時に毎秒340立方bの水量を流すためだとか。




磐船神社や下流域を洪水から護り、磐船渓谷を最低限に壊わさずに両立された最適の結果だったのでしょうわーい(嬉しい顔)

ただ、国道168号線を走っていると毎度、驚いてしまうほどの存在感。


磐船神社の神様もビックリの『天野川トンネル』ですあせあせ(飛び散る汗)



posted by ひとし at 23:42| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | エエとこ〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。