発祥の地ってご存じですか?
平安時代「交野が原」と呼ばれた、現在の大阪府北東部・枚方市から交野市にかけての一帯とされています。
平安京に遷都した桓武天皇が狩猟や北極星を奉り国家安泰を祈願したと言われています。
交野が原と呼ばれた一帯には七夕伝説にまつわる地名が残っています。
「天野川」
大阪・四条畷市と奈良・生駒市の境を源に交野市、枚方市、淀川へ注ぐ一級河川。
「機物神社」
織姫が祀っている神社。
地名に「星田」「天田の宮」「月の輪滝」「妙見山」などなどと

そのうちの一つ


『逢合橋(あいあいばし)』
国道168号線と東高野街道の大阪府道20号線との分岐点「逢合橋東交差点」から府道へ天野川に架かる橋です。
伝説では織物神社の織姫と牽牛石の牽牛がこの橋で出会うとされています。
まさしく、出逢いの橋。
今日では…


至ってごく一般的な橋。
交通量が多く、その気持ちに浸って逢う余裕はなさそうです

逢合橋の袂には歌碑が


彦星と織女と今夜逢ふ天の川門に波立つなゆめ
七夕には短冊が飾られ、華やかになるそうです。
天野川の源流から下流に向かって沿うように走る「国道168号線」
交野市から枚方市にかけて「天の川バイパス」が一部整備されています。
美しい名前は当然ながら!片側2車線の幅広い道ですが、未完成………

枚方市・釈尊寺団地内を貫く、天の川バイパス。
1977年に完成し、恐らくバイパスも当時に整備されたのでしょう。
ただ、突然とコンクリートの塊がドンっ!と出逢いのきっかけを阻むように設置されています。


ぬぬぬ

天の川で合おうとも…
やはり出会いには幾つものハードルがあるのかな…
さてさて

“未完成”の言葉に惹かれてしまう小生。
この先を探訪です。
約200bほどアスファルトが整備されています。

が…
団地内の端を過ぎれば…

児童公園のような状態。
その先はフェンスで崖。
天の川の続く先はまだまだ不透明なようです
