
京都方、大阪府道15号線を超えたトコロに東海道新幹線を跨ぐ構造物を発見


新幹線のさらに上をまたぐように造られたまま放置!
その前後は当然ながら何も無し!

この遺物

東海道新幹線が開業したのは1964年(昭和39年)。
建設当時から東海道新幹線のその後の在り方も含めて様々な想定を取り入れ造られました。
京都側から車両基地へ入出庫する路線ではないか?と、容易に想像できます

ではなく

建設当時、新幹線による貨物輸送が検討されていました。
鳥飼基地の北隣にはJR貨物・大阪貨物ターミナル駅が併設されています。
新幹線の運行が無い夜間に貨物輸送を検討していた!
…と、言う話しが伝わっています。
一方で本気で検討していなかったのでは…と、言う話しもあるそうな
この構造物の前後は車両基地へと向かうように用地が確保されているのは歴然です


有刺鉄線は新幹線本線からやや離れたトコロ。
用地がゆったりと確保された奥に建造物が見えます。

検討された本線と支線が別れる予定部分。
新幹線本線からややカーブが見え、△で区切られる典型的な予定部分の特徴です

東海道新幹線からまもなく半世紀

幻の鉄路はどうなるのでしょう???
と、思いきや…

解体工事が新幹線本線部の立体交差と離れている箇所で進む模様。
老朽化も進むことで否応なく対処しなければならなくなったのでしょう

幻の話しが続いているので幻の車両が鳥飼基地の側で発見


『新幹線公園』
安威川堤防上に突然と表れた細長い公園。
新幹線公園には…

「東海道新幹線0系」
1969年(昭和44年)に製造されました。
1984年(昭和59年)10月まで東京〜博多間、約532万km走行したのちに廃車されました。

「国鉄EF15形電気機関車」
1954年(昭和29年)製造されました。
東海道本線や高崎線、末期は阪和線や紀勢線で貨物牽引に活躍したのちに1983年(昭和58年)に廃車されました。
これらの車両

毎月第2・4日曜日午前10時から正午と午後2時から午後4時まで、車内と運転席を一般開放しているそうです。
無料で初代新幹線に乗車できる数少ないトコです

幻の新幹線、今ここに

