

酬恩庵一休寺
生駒山地の麓に佇む臨済宗大徳寺派のお寺。
“一休寺”
その名の通り“一休さん”が晩年を過ごしたお寺として有名です

創建は鎌倉時代の正応年間(1288年〜1293年)とされています。
高僧・南浦紹明が開いた妙勝寺が前身にあたります。
鎌倉時代末期に戦禍を被り衰退。
その後室町時代中後期、一休禅師が1456年に酬恩庵と命名し再興を果たし今日に至ります。
方丈庭園、虎丘庭園の二つ庭が名勝指定を受け、東山文化を今に伝えています。

コチラは虎丘庭園。
荒々しい庭石からコンパクトながらも雄大さが感じられるエエ枯山水庭園

縁側からぼーっと眺める。
悠久の歴史を感じる贅沢な時間です


境内にある一休さん!?の石像

一休禅師は…
第100代・後小松天皇の皇子と言われています。
アニメ「一休さん」のトンチ坊主で清廉なイメージが強いですが………
伝わる一休禅師は…
「自由奔放!」
坊さんで戒律で禁じられている飲酒&肉食&女犯&男色を行う。
歴史ある文書や証明書を燃やす。
杖の頭にドクロを用いる。
奇行、と言ってもエエぐらいです。
しかしながら戒律や形式、伝統に捕らわれない点は共感を呼んだそうです。
そう!
このような一休禅師も後小松天皇の皇子とされています。
境内にある一休の墓所は宮内庁の管轄。
一休さんって実は高貴な方なんです!