■京都マラソン2億円赤字 安全対策費膨らむ東日本大震災から丸一年の3月12日に京都市内で大々的に開催された「京都マラソン」
京都市などが3月に初開催した京都マラソンの決算見込額が、当初見込んだ予算額4億円を大きく上回り、2億3千万円不足することが18日、分かった。緊急車両対策やランナーの安全確保対策を充実させたことで事業費が膨らんだためで、市は「安全対策に万全を期した結果であり、見通しが甘かった」としている。市は昨年度一般会計予算の予備費で補てんする方針。
市などでつくる実行委員会は大会経費として市の負担金2億5千万円と参加料収入1億5千万円を合わせた4億円の予算を組んだ。
ところが、交通安全対策費や大会運営費などの支出が増大したことで決算見込額は約6億5千万円となり、寄付金などの増益分を充てても2億3千万円の予算不足が生じることになった。
西京極運動公園陸上競技場を出発し嵐山、御室、上賀茂、国際会館、北山、下鴨、銀閣寺道を経由して平安神宮大鳥居をゴールとする42.195qのコースで繰り広げられました。
市内中心部を巡るコースではなく、山裾を巡るコースが採用され、市内渋滞を出来る限り少なく見積もられた結果でした。
当日の市内は大規模な交通規制が敷かれたものの、大きな渋滞は発生せず、交通量も10%〜20%ほど減り効果が見られました。
参加ランナーも特に大きな事件・事故も発生せず無事!終了。
傍目からでも“成功”の印象が強い京都マラソンでした。
しかしながら

突如、報道された「京都マラソン2億円超の赤字」
原因は交通安全対策費や大会運営費等の増大。
道路が狭い京都市内の事情を考慮せず、緊急車両通過によるランナーストップを想定せず!
したがって京都府警と協議して主要交差点に警備員を2,600人を増員配備。
警備員の宿泊費や交通費が増えたこと。
さらに、チラシを周辺市町に配ったことも要因だそうです。
これらから京都市民の税金“2億3千万円”を予備費から補填!
待て!
そもそも京都市負担金として当初から“2億5千万円”を計上。
合計して
“4億8千万円”
を京都マラソンのために京都市は貴重な税金を投入した結果となります。
京都市は全国各地の地方自治体と同様に財政難!財政難!と叫んでいます。
さらに交通局が運営する地下鉄とバス事業も経営健全化団体転落の危機から健全化計画を立てるほどの余裕のない状況です。
そのような中での赤字による税金投入の始末。
まず何よりも叫ばれることは赤字に陥った原因と責任の取り方。
赤字に陥った原因は新聞報道が全てでしょう。
当然ながら民間企業であれば、責任の所在の明確であり、誰がどのような責任を取るのか結果報告まですることでしょう。
しかしながら記事は予備費の投入で赤字を補填するだけの報道。
誰が責任を取ったのか明確でないまま議会に諮られ可決、成立、おしまいで終わりになるでしょう。
成功すれば、市長の功績。
失敗すれば、やったら、やったまま。
いつまで続くのか、この責任の不明確さ。
京都マラソン2012の大会要項をココに明確にしておきましょう

◎主催
京都市、京都陸上競技協会
◎共催
京都市体育振興会連合会
◎企画・運営
京都マラソン実行委員会
◎主管
京都陸上競技協会
◎特別後援
京都新聞社、NHK京都放送局、KBS京都、α‐ステーション
◎後援
AIMS(国際マラソン・ロードレース協会)、京都府、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都商工会議所、財団法人京都市体育協会、財団法人京都文化交流コンベンションビューロー、社団法人京都市観光協会、京都商店連盟、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、産経新聞社、日本経済新聞社京都支社、共同通信社、時事通信社京都総局
◎運営協力
京都障害者スポーツ振興会、京都市スポーツ推進委員会、(社)京都府医師会、京都ランニング連合会、京都市地域女性連合会、(社)日本3B体操協会京都府支部
◎特別協賛
オムロン株式会社、株式会社ワコール
◎協賛
株式会社 明治、東レ・オペロンテックス株式会社、佐川急便株式会社、中野物産株式会社、株式会社フォトクリエイト、近畿日本ツーリスト株式会社、京都中央信用金 庫、京都信用金庫、株式会社京都銀行、株式会社三菱東京UFJ銀行、ヤサカ自動車株式会社・ヤサカ観光バス株式会社、株式会社ドール、医療法人知音会、株式会社ステップ、株式会社アーキエムズ
◎協力
株式会社高島屋京都店、パナソニック サイクルテック株式会社、株式会社島津製作所、株式会社バイカル、ミドリ安全株式会社、大阪ガス株式会社、株式会社ジェイコムウエスト 京都みやびじょん局
特別後援から下記は関係ないと推察できますが、サイトでは掲載されているので載せてみました。
それと…
◎大会に関するお問い合わせ先
京都マラソン実行委員会事務局
京都市文化市民局市民スポーツ振興室スポーツ振興課内
さぁ

2億3千万円もの赤字額の負担が発生しました。
誰が責任を取るべきでしょうか?
全国各地でも同様の市民マラソンが開催されています。
京都市で行わなければならない理由は何でしょう?
特に、神社仏閣の境内を通過するわけでもなく、
特に、歴史的建築物を多く横目に見るわけでもなく、
特に、京都らしい街並みを駆けめぐるわけでもなく。
謎です。
何なら小生が提案しましょうか?
「ココを通れ!京都マラソン!」
嵐山・渡月橋
嵯峨野・竹の小径
金閣寺境内
上賀茂神社境内
賀茂川・鴨川河川敷
国際会議場を望む、宝ヶ池周囲
植物園園内
京都大学時計台を含む敷地内
吉田神社境内から真如堂、黒谷さんへ
哲学の道
南禅寺山門
知恩院から円山公園、八坂神社
祇園町南側
そしてゴール地点は京都駅ビル大階段を駆け上がり終了!
と、遊び心満点で全国の市民マラソンとは一線を画す道を目指してもいかがでしょうか?と想います

ラベル:京都マラソン