
なぁ〜んて、今でもあるのかな?…あっ!定番は「体育館裏」かな…
校舎裏には車一台がようやく通れるほどの路地が続いています。
校舎が南側にあるため、日中でも日が差さない、ちょっとジメジメした雰囲気が漂います。
その路地から北側、校舎の真裏には…

丁寧に剪定された一画が表れます

中心部、外郭、さらには敷地境界までどれもほぼ正方形

そして、看板を凝視すれば…
「入るべからず 宮内庁」
そうなんです

歴とした遺跡!
大河ドラマ「平清盛」で初回近く、画面いっぱいに睨みを利かした伊東四朗氏扮する「白河天皇」
上皇・法皇と院政を行った第73代白河天皇の…


『白河天皇 火葬塚』
南側の校舎は京都市立金閣小学校。
世界遺産・金閣寺から南へ約200bほどかな、さらに周囲には左大文字、龍安寺、等持院の他、立命館大学が立地する衣笠地域に火葬塚はあります。
衣笠は京都中心部から北西の地に位置します。
洛中からやや外れるも、少し標高が高く京都市街の眺望がはるか昔、良かったのではないでしょうか?
白河天皇火葬塚以外にも一条天皇・三条天皇火葬塚、三条天皇陵、花山天皇陵、堀河天皇陵、宇多天皇陵などと北西の山際には数多くの天皇陵が存在します。
通常、天皇陵は地図で記されますが、“火葬塚”はあまり見掛けません(地図愛好家の小生の意見です)
偶然にも「ちょっと道に迷ってみよう!」と入り込んだ路地で発見した産物なのです

そもそも火葬塚とは何で?火葬塚がまた保存&管理されているのでしょう

火葬塚とは「火葬場所を記念して設けられた場所」です。
中世において火葬場所と遺骨を納める墳墓を別の場所で行う方式は“最も格式の高い葬儀の方法”でした

この方式が行えるのは天皇とその近親者に限るとされていたそうです。
市内には数多くの天皇陵と火葬塚、さらに天皇以外の親王や内親王の陵墓まで分散しています。
我が家周辺でもですが、「近所に天皇陵がある」って生まれてから至極当然の環境は違う地域からは異様でもあるのでしょう。
これが都が1000年以上も置かれた重みではないかなー

火葬塚だけ辿る!なぁ〜んてマニアックでツウな観光が出来るのではないかと想像します。
前回は堀河天皇火葬塚でした。
また偶然に見掛ければご紹介しま〜す

ラベル:火葬塚