
てか

最近は「下水処理場」ではなく

「水環境保全センター」って名乗ってるの知らなかったーーー

下水はイメージが悪いのかな?
“水の環境を保全する”っていかにもお役人さんがエエ風に考えた!ってミエミエ

では!“下水処理場”の仕組みを見ていきましょう

まず、京都市内には鳥羽の他に吉祥院(京都で初)、伏見、石田の4箇所整備されています。
鳥羽水環境保全センターは昭和14年に運転開始、日本で最大級の処理能力を有する施設です。


コチラは昭和40年頃の写真。
写真上部には名神高速道路が横切っているのが見られます。
現在では住宅や工場が建ち並んでいますが、東京五輪頃は一面畑が占め郊外の雰囲気が漂っています。
さて、住宅や工場から流された下水は市内を毛細血管のように張り巡らされた下水管を通じて水環境保全センターに到着します。
@ スクリーン・沈砂地
大きなゴミや砂を取り除きます。

地下3階から4階部分に相当するプールに大量の下水が流れ込んでいます。
もちろん




この臭いに直撃すると、水は気軽に汚していけないなぁーとちょい反省です…

大きな熊手で大きなゴミを除去!
しばらく水が溜められると沈む砂もここで撤去!
A ポンプ場
深い地下から汚水を汲み上げます。

全てのポンプ25台を稼働させれば、1分間に25bプール23個分の水を汲み上げられる能力を有しています。
てか!!!!25bプール23個分の量って凄まじくないですか!!!!見てみたいわー
B 最初沈殿池
時間を掛けて小さなゴミや泥を沈殿させます。

上部の水のみ次の行程へ。
ゴミなどは処理するために違う処理施設へ送られます。
C 反応タンク
空気を混ぜ、微生物の働きによって下水中の汚れを分解します。

一見すると一番汚れている感じがしますが、微生物さんが人間のために働いてくれてます

微生物へ感謝感謝です!!!!
下水は反応タンクでココまで綺麗になります


微生物は次の最終沈殿池と反応タンクを行ったり来たりと働いて頂いています。
頭が下がります…
D 最終沈殿池
汚れを分解する微生物を沈殿させ、上澄水を放流します。

ここでほぼ完成ですが、現在では色やリン、窒素を除去する高度処理を行って水の環境を保全する行程は完成!
まぁ〜最初の強烈な臭いからは想像できない水が処理されます。

敷地内の庭園を流れる水は処理された水。
あのドロドロさからはココまでとはねー

鳥羽水環境保全センター敷地内にちと珍しいモノを発見


黒電話ならぬ灰電話

年季が入っていると言うか、…通じるのかな…
そしてやはり大きな施設では…

自販機の値段を見ると10円安い設定と。
自ら歩いて、そこのスタッフに伺う、積極性が必要な社会見学

浄水場や清掃工場なども今、再び見学したいな〜と。
あの臭いを思い出す度に

水は出来る限りあまり汚さずに、ゴミも下水に流さずにしましょうね

ラベル:下水処理場