東大寺二月堂です。
3月1日から12日まで行われている“修二会”
つまり“お水取り”のあの!勇壮なシーンを見たくて行ってきました

“修二会”とは旧暦2月1日から15日まで、新暦の3月1日から14日までの2週間行われています。
修二会のさらに正式名称は「十一面悔過」
十一面悔過とは日常に犯している様々な過ちを二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で、懺悔することを意味します。
初めて行われたのは752年(天平勝宝4年)。
今年でなんと!!!
第1261回目

一年も途絶えることなく今日まで毎年続く偉大な行事です。
二月堂の境内を火が勇壮に回る姿が見られる時間は午後7時。
午後5時30分過ぎに到着するとすでにお堂真下は満席。
二月堂前広場も半分ほど埋まり、午後6時過ぎには隣接する三月堂まで人でぎっしり

ところで3月11日までは燃やされるお松明は10本。
テレビや新聞で紹介される12日は11本使用されます。
そのお松明の準備段階はこんな感じ

こり先端に火が点され、二月堂への通路を上り、お堂で火の粉を落としながら振り回されます。
目測5m強だけでもかなりの重量が容易に推測されます。
午後7時。
周囲の明かりが落とされ、お堂へつながる通路では小さな松明が二度往復。
その後、1本目のお松明がお堂に姿を見せると埋め尽くした参拝客からどよめきが聞こえます

みな一同、お堂に向かって「これでもかっ!」ぐらいにカメラの明かりがお堂下に点在しています。
皆さんデジタルカメラや携帯で撮影したいもんですね〜

本日(10日)は全部で10本のお松明が闇夜を焦がします

無病息災、世界平和を念じ。
神秘性をも感じ。
手を合わせる。
“何事もない”言葉に深い畏敬の念を感じ、明日1年が経ちます
