その中で今年は


NHKアナウンサー・野村正育さんの講演会へ行って来ました

野村アナは今年3月まで「NHKニュース7」週末を担当。
それ以前は「おはよう日本」や「ニュースかんさい発」「きょうのニュース&スポーツ」など東京勤務では全国ニュースを数多く担当されていた、あの有名な方です

今年4月からNHK福岡放送局に異動され「熱烈発信!福岡NOW」を担当されています。
この講演は京都大学有信会学生委員主催です。
法学部OBの方を呼び、学生との交流や生の仕事の声を聴く講演会です。
そうなんです!
野村アナは京都大学法学部、法学部大学院修士を修了された方なんです。
今回のテーマは…
「“現在”を伝える 〜報道アナウンサーの現場から〜」
大講義室の京都大学法経第1教室が会場。
そして、午後3時過ぎ…
待ちに待った生!野村正育アナ登場ーーーーっ

第一印象は「爽やか」です。
テレビと変わらない語り口で挨拶〜本題へと進みます。
滋賀県生まれ関西育ちにも関わらず、関西弁は全く顔を見せず美しく正しい日本語で講演は進みます。
テレビでの先入観があるも、聴きやすい声に聞き入ります

内容は…
・東日本大震災での体験
・夏休みに被災地へボランティア活動を行い、生の体験
・アナウンサーとは?
・ニュース番組が制作される過程
・伝える極意
・質疑応答
小生が講演中に響いた点は…
@「一目瞭然」
東日本大震災の報道では情報を視覚化することを意識した。
白地図に各地の被災状況を記したメモを貼り、一目瞭然にする。
福島第一原発構内の地図を用意し、どこに何があるのか一目瞭然にする。
A「毎日、学園祭」
ニュース番組は数多くのスタッフによるチームで作られている。
このチームで一つに向かう姿は毎日、学園祭を行っているようです。
楽しいこともあれば辛いこと、悲しいことがある。それを通じて視聴者に真実を伝えている。
B「伝える」
アナウンサーは“ことば”と“情報”
何と言っても“経験”が必要。
経験はとにかく現場へ向かうこと。
向かえない場合は取材した記者や専門家の話しを聴くことで経験を補う。
C「伝わる言葉」
形容詞は使わない。
⇒取材が必要。
きれい、凄い、良いは避ける。
⇒具体的な事象に置き換える。
多い、少ないは避ける。
⇒数字で表現する。
小生、改めて心に刻むことがあり貴重な時間を過ごすことが出来ました。
とにかく、足を運ぶこと

伝え手・聞き手であればあちこちに出向き、感じ、自分なりの取材。
ここでほぼ毎日紹介していますが、改めて意識付けることでさらに伝わりやすくなればと想っています。
野村アナは福岡勤務では東京では味わえない視聴者との密着した関係を大事に、福岡だけでしか経験できないことを糧に、どこへ異動しようとも皆さんに真実を伝えていきたい。
と、おっしゃっていました

「足を運ぶ」
エエ言葉を頂きました
