計画では小浜から東へ進み、敦賀へと至り北陸自動車道へと連結される予定です。
開通すれば、北陸地方から京阪神を通らずに西日本へと結ばれる新たな動脈が誕生します。
現在、東日本と西日本を移動する場合、必ず京阪神を通らなければならず、必然的に渋滞に巻き込まれやすくなっています。
さらに阪神淡路大震災のように災害が起きれば、大動脈が絶たれ物流面から考慮しても重要なルートであることが言えます。
小浜から敦賀までは2014年度に開通予定。
では、現在の進捗状況はどのような感じでしょう


上中インターチェンジ(仮称)建設現場。
小浜インターの次に設置されるインターチェンジです。
周囲にはJR小浜線・大鳥羽駅、山間に広がる集落と田畑。
典型的な“田舎の風景”に突如広がるコンクリートや鉄製の現場。
タンクローリーやダンプカーが絶え間なく通り過ぎます。
周辺の道路には工事現場からタイヤに付着した土が路上に白く広がり、工事によって活気付いていることを示しています。
上中地区は若狭町上中、旧上中町と呼ばれ若狭から京都に向かう際に最短ルートで向かえる鯖街道の若狭側の入り口に当たります。
また、ココから北へ10分弱で若狭湾のリアス式海岸へ向かえる最適な場所です。
工事ではJR小浜線を跨ぐ高架橋が顔を出していたり、高速道路に入る高架橋がちょこちょこ見られる程度です。

こちらは小浜方向を望んでいます。
山際にインターチェンジが建設されるため山が綺麗に削り取られ、また高速道路本線がやや高い位置を通ることが見られます。
高速道路は少し北上してトンネルを通過し小浜市内へは北側からアプローチします。

こちらは敦賀方向を望んでいます。
東側の山には鈴ヶ嶽トンネルの入り口がくっきりと見ることができます。
今にもトンネルから通行する車や大型車が出入りしそうな雰囲気を醸し出しています

JR小浜線と並行するルートを辿り、三方から美浜、敦賀へと至る予定です。
若狭湾周辺はアクセス面としてやや取り残されている感がありますが、日本全体の物流面から鑑みても費用対効果が高い舞鶴若狭道の早期開通が待たれます
