
『木嶋坐天照御魂神社』
通称、木嶋神社や蚕の社とも呼ばれている神社です。
御祭神は天御中主命、大国魂神、穂々出見命、鵜茅葺不合命。
創建は不明。
ただ、平安時代に史書として編集された“続日本紀”から、701年に記されていることからそれ以前から鎮座されている古社です。
鳥居を見るから、歴史を感じられる

って???
一般的に街で見られる鳥居は横の柱・上部“笠木”の両端は「やや上向きに反っている」点です。
しかしながら、木嶋神社の鳥居は平行で反らずに一直線

この違いは…
「神仏習合の形か否か

仏教が伝来したあとから反り、こちらを「明神鳥居」
反らないシンプルな鳥居は「神明鳥居」と呼ばれています

ちなみに伊勢神宮は歴とした神明鳥居。
そらね〜

で!木嶋神社は仏教が伝来する以前から鎮座されていたとの証明になります


本殿左側には「元糺の森」が広がります。
森には湧水池「元糺の池」が湧き出ていました。
今は枯れてしまったのかな…
古代は豊富に湧き出る水で神社、地域を潤していたそうです。
この池には日本で唯一の鳥居があるんです


『三柱鳥居』
先日、南禅寺大寧軒でも少し紹介しました。(大寧軒は模したモノです)
三柱鳥居は…
“柱が三本”
“三方正面”
“上からの形は三角形”
京都三珍鳥居の一つと呼ばれています。
ちなみにあと2つは北野天満宮と京都御苑内・厳島神社です。
機会があればご紹介します〜。
時を感じた木嶋神社です
