以前、上賀茂に現存する御土居をご紹介しました。
今回はまたもう一つ、今に残る御土居をご紹介です


『市五郎大明神』
西大路御池から北東、コナミスポーツ西大路御池真裏に鎮座されています。
伏見稲荷のような千本鳥居をくぐると…

鬱蒼とした木々の中に狐様に護られた本殿を望みます。
明治23年に創祀。
御祭神は市五郎大明神、市助稲荷大明神。
比較的若い神社と言えるでしょう。
さてさて、御土居とどのように関係しているのかと言うと…
ココ、市五郎大明神境内全体が御土居なんです


市街地、住宅地にこんもりとした丘のような、雑木林のような、それが正真正銘“御土居”です

由来によると大正時代に市立商業学校建設の際、御土居を取り壊して行われていました。
神社近くまで工事が及んだとき、事故が相次いだそうです。
当時の現場の判断か、工事関係者の陳情か工事は中止となり結果として神社境内の御土居が残ったとの経緯です。
科学では説明できないことが多々あるもんですね〜
八百万の神様てなことでしょうか。ココを守りなさい、伝え残しなさいのお達しだったのでしょうか?
その恩恵が今、生きている我々が享受できます





小生、二度目の参拝です。
いずれも…
「蚊が多いっ

ヤブ蚊が中心で、ほんの数分でもあちこち刺されます…
くれぐれも御注意下さい。
本当にかゆいです…
神聖な蚊を要する市五郎大明神。
一度、参拝下さいませ
