ここ1ヶ月、永田町は閉塞感のまま国会延長の会期を費やしています。
一方で東日本大震災被災地の復旧・復興は…
広域すぎる被災地と福島第一原発が加わり困難であるも、各報道機関によると遅々と進んでいない記事が多いようです。
日本時間18日早朝、女子サッカー・なでしこJAPANがW杯で初の世界一を獲得。
小生も延長戦後半からPK戦の視聴と美味しいトコで勝利の瞬間を目撃しました。
そして18日お昼過ぎから報道されていたのが…
「菅首相、決勝戦観戦を検討していたが断念!」
記事は政府専用機を利用してドイツへ観戦。
強行軍で観戦後、すぐに帰国する!という行程です。
「本当に情けない」の一言です。
「僕は総理大臣だから行く!そして、国民に僕もPRするのだ!」
でしょうか?
国民受けしか考えていない一国の総理大臣。
唖然です。
政府専用機はB747−400。
大型旅客機であり、燃費がすこぶる悪い!
さらに、総理大臣が外遊する際には必ず“2機”飛ぶことが必須。
費用は“1,000万円”を超えるとか。。。
一国のリーダーが「今、何をすべきなのか?」
なでしこJAPANメンバーが19日、午前と午後の国会・衆議院予算委員会審議の休憩中に首相官邸・菅首相の下へ表敬訪問です。
菅首相は澤主将に…
「うまく(チームを)まとめ上げた。今から勉強して間に合うか分からないが、私もそういうところを学びたい。」
と、声を掛けました。
表敬後、記者団は澤主将に菅首相へのアドバイスは?との質問に…
「ないです。」
と、きっぱり(産経新聞より)
一国のリーダーが、ね〜。。。
人気取りのようにしか見えない報道の在り方にもやや偏重さは感じます。
しかしながら、内閣支持率が10%台に落ち込むリーダーが必死にしがみついている様子は否応なく見えてしまいます。
総理自身が動くコト、発言するコトの“重さ”を1年間総理大臣を経験して未だ“重さ”を感じておられないのかと疑問に感じます。。
なでしこJAPANに祝意を本日伝えられた方がもうお二方。
天皇皇后両陛下。
宮内庁の側近・侍従を通じて両陛下のお気持ちを監督に伝えられたとのことです。
失礼ながら正反対の位置と見える日本国象徴と指導者。
勝負の世界の大相撲で大関・魁皇が引退へ。
負ければ引退は勝負の世界では至極当然。
政治の世界も決断を迫られる勝負の世界。
一つの決断を誤れば、日本国・国民を不幸の世界へと陥れる恐れもあります。
「最小不幸社会」を唄った菅首相。
その決断は、今までの決断は正しかったのか?
「歴史が評価する。」
と、国会答弁で述べる首相。
小生は福田元首相の辞任会見の一言を今、思い出します。
「他人事のようにというふうにあなたはおっしゃったけれども、私は自分自身を客観的に見ることはできるんです。」
「あなたと違うんです。」
晴れ晴れとした夏が早く来ますように

ラベル:政治