

僧兵が山刀で青竹を一気にたたき切ります。
平安時代、鞍馬寺中興の祖・峯延が法力で大蛇を退治した故事に由来しています。
大蛇に見立てたのが5bほどある長〜〜い青竹!
まず僧兵が本堂の左右のチームに別れます。
向かって左手が「丹波座」、右手が「近江座」です。
会式途中に「竹ならし」があり、青竹の両端を山刀で切り落とします。
予行演習的な感じです



丹波座、近江座ともに2本ずつ行われます。


青竹vs僧兵
一発でほぼ切り落とせるのは稀!
何度かに分けなければならないほど、堅固な青竹。
僧兵は何度か息を整えて、跳ね返されないよう真剣な表情で向かっています。
4本、竹ならしが終了すると舞楽などの儀式が続きます。


午後2時から始まり約60後、いよいよ本殿前の広場に僧兵が登場

2人1組で竹ならしで両端が切り落とされた青竹を2節毎、5度切り落とす速さを競います


鞍馬寺に集まった観衆が固唾を呑んで、その瞬間を待ちます。
導師の檜扇の合図を待ちます…

檜扇が振り下ろされスタート


一人は力強く山刀を振り下ろします。
一人は青竹をどんどん回転されながら戦略的!?に進みます。
山刀が振り下ろされる度に青竹の乾いた音が僧兵を苦しめている様子。
そして


勝負が決した僧兵は山刀を上空に向け、青竹を抱えて本坊へと馳せ参じて行きます

その勝負の時間は約1〜2分ほど

熱気は最高潮に達し、一瞬の勝負に驚きと歓声、拍手が鞍馬寺本殿前全体を包んでいました

退堂後、本殿前では無病息災の御守りとなる“竹の切れ端”を求めて登壇!
小生もバッチリ


五穀豊穣と無病息災を願う『竹伐り会式』
戦う姿に興奮冷めず、どこか力を感じて帰路に着いた小生でした
