
向日神社本殿奥の鎮守の森に造られています。
この特設!石舞台にコレが用意されています


乙訓名産の竹で作られたコップに振舞酒(カッポ酒)を飲みながら狂言を楽しむんです

竹筒に入れられた日本酒を何杯でも頂けます

午後6時に開場し午後7時に上演開始。
この60分間、会場を埋めた100人強の方々は次々におかわり


日が沈み、篝火が灯された石舞台、ほろ酔いの観客と異空間に迷い込んだようです。
狂言を何度も見ていますが、これほど自由な雰囲気は始めて

演者が登壇すると、拍手



しっかし!この拍手は明らかに“酔っぱらいの拍手

パン、、、パン、、パチ、、パン、パチ、パチ、パチパチパチ…拍手〜〜〜
今年で第6回目を迎えた『向日明神篝狂言』
酒に酔い 森に酔い 芸に酔う
酔って笑う これぞ狂言
故・茂山千之丞氏が室町時代に生まれた当時の狂言を復元したい夢を叶えようと始められた向日明神篝狂言。
当時の狂言は酒を飲んで声をかけるお客に合わせたアドリブの多いもので、観客と演者で創る生き生きとした芸能だったそうです。
石舞台と言っても高さは足首ぐらいほどの高さ。
舞台横にも観客席を設けるなど親近感たっぷり

通常の狂言では見られない、演者への声援が飛び交います

すると、丸石やすしさんは演目が始まる緊張状態の前に一言「ありがとっ!」と返答。
観客一同、爆笑と拍手

コレが千之丞師が目指された狂言だったのでしょう

第6回向日明神篝狂言の演目は…
・火入れ冠者 ⇒向日明神篝狂言のための創作狂言
・磁石
・呼声
また、狂言以外にも祇園獅子舞や宇治田楽の上演も。

さらに、夕方5時から7時頃まで向日神社本殿前ではお茶席、煎茶方円流が用意されています。

狂言はその昔のお笑い!
お笑いは自由であり、楽しむ芸。
これらが心ゆくまで堪能できた向日明神篝狂言の酔い・宵でした
