2011年04月14日

放射線防護学専門家とのお話しから想フ

東日本大震災から1ヶ月を超え、福島第一原発事故の収束は見通しが立たない状況です。
あの楽観的に語っていた、あの会見は何の意味があったのか?
後々、検証が必要でしょう。
そして何らかのペナルティーは必要でしょう。

福島第一原発事故に関して12日、INES国際原子力事象評価尺度をレベル5から最悪のレベル7へと引き上げられました。
この尺度は放出された放射性物質の値から上げられることであり、1986年のチェルノブイリ原発事故の画面から伝わる惨状と同一ではないと評価です。

専門知識はないですが、各専門の方がほぼ共通しておっしゃることなのでそうでしょう。


小生、恵まれた機会があり立命館大学放射線防護学名誉教授・安斎育郎先生とお話ししました。

・今回のレベル7に引き上げられたこと
・放射線への対応や身構え

…等々、お話しさせていただきました。

・レベル7に引き上げたことは妥当。
・レベル7に引き上げたことに関しては明らかに情報開示が遅すぎる。
・福島第一原発は現状、危機的な状況であり一進一退を繰り返している。
・放射線の値の発表はもっと迅速かつ正確な発表をする必要がある。
・正しい情報のもとに正しい知識と行動が必要。

一般人として自覚しなければならないのは何よりも「放射線に対して正しい情報、知識、行動」が必要です。
無用な不安を煽っても仕方ないです。


今日のニュースで福島から千葉・船橋市に避難した子どもに対して「放射線がうつる」などと言われた匿名電話があったと報道されました。


情けないニュースです…

悲しいニュースです…



全員の力で復興へ歩もうとしている矢先です。
何より正確な情報の提供がこのような風評被害やいじめを無くす一つの手段です。

テレビや新聞、週刊誌では情報開示の遅れ、隠匿、リーダーの決断力不足と徐々に大震災後の行動が検証されています。

2011年3月29日に書き記した、お上に対する不信感は残念ながらそのままです…

何を信用していいのか?
何に頼ればいいのか?

被災地以外の小生でも、もやもや感があり、不甲斐なさをここ数週間で痛烈に感じます…
被災地の方であればどれほどの鬱積した気持ちがあることでしょうか…


ピンチはチャンス!

今こそ強力なリーダーを政治家に求めています。
どやこや言わず、与野党問わず手を挙げ集まってください!

一分一秒迅速な復興へのチャンスを逃しているような気がして…


被災地以外の国民は支援と同時に高らかに政治に向けて厳しい目線を向けましょう!

もうこうなればクーデターでも構わない!と想ってしまう小生は考えすぎでしょうか…



安斎名誉教授は16日誕生日を迎えられ71歳。
現地の方に求められ、福島へ向かわれるとのこと。
正しい情報を伝えに、正しい現地の情報を把握されることを目的に。

一つ一つの車輪が確実に回りますように手(パー)



posted by ひとし at 18:23| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 想フコト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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