
紅葉の季節に利用客が増大する京都の鉄道たち。
そのなかで河原町や梅田、三宮、宝塚から直通運転が行われた「阪急嵐山線」
阪急嵐山線は桂駅から嵐山駅までを結ぶ全長4.1qの小さな路線です。
普段は4両編成の電車が行き交う住宅路線ですが、観光地・嵐山を控え観光シーズンには爆発的に利用客が増加します。
この阪急嵐山線。
全線にわたって上下線が線路を共有する「単線」で運行されています。

利用客が少ないところで見られる運行体制です。
阪急嵐山線は開業当初は複線で開通したものの、利用客が思うほど伸なかったことと戦争で不要金属拠出に伴い単線化へ変更されました。
上記の写真、よ〜〜〜く見ると手前側には複線当時の土地がそのまま残されています。
濃い緑色の鉄橋はまさしく


しかし…
戦前に単線化され、言わば余った複線用の土地。
・将来的に複線化に戻すのか?
・ただの塩漬けされた土地で無駄では?
と、感じません?
今後の需要を考慮しても再び複線化は難しいでしょう。
よっぽど…首都が京都に戻り、巨大なビジネス地が近くに誕生して大量の観光客が来る。
などなど…壮大なる妄想をしなければ、と。
だが!
「阪急は複線化の可能性を考えている

それは…

濃い緑色の鉄橋。
塗装年月に…
「2002年3月」
と、表示されています。
んんん???
コレはまだまだ再複線化を捨てていない証拠!
先日、朝日新聞の報道によると…
■阪急京都線に「観光特急」 内装「京風」に改装 来春関西各私鉄は少子化や人口減少で利用客が漸減傾向が続いています。
阪急電鉄は、阪急京都線(梅田―河原町間)で来春、「観光特急」を走らせることを決めた。毎週土日や祝日に運行し、当面は1日1往復する予定という。停車駅は十三、淡路、桂、烏丸の4駅で、従来の特急列車よりも3駅少ない。
同社によると、観光特急は6両1編成で、内装を「京風」に改装するほか、親しみやすい愛称や専用のヘッドマークを導入することも検討している。また、梅田―嵐山を直通で結ぶ観光列車も計画。阪神間の旅行者だけでなく、関西空港や大阪(伊丹)空港を利用する外国人旅行者の利用にも期待を寄せている。
ここで観光客相手にシフトすることで打開しようとの策。
現実的ですが、関西はそれほど地盤が沈下している証拠。
もし阪急嵐山線が複線化する時代が到来するとき、関西は京都はどのような経済状態なのでしょうかね〜

ラベル:阪急嵐山線