昨日と今日のお昼過ぎまで各山の麓では護摩木の受付が行われていました。
小生も昨年と同様、銀閣寺山門前にて大文字保存会の皆さんが汗と墨に濡れながら受付をされてました。
16日午前10時頃。銀閣寺山門前です。

うだるような暑さの中、老若男女問わず、さらに日本以外の国の方も松割木や護摩木に墨で「先祖供養」や「家内安全」「無病息災」「願い事」など書き込んでました。
今年は昨年と違い、“松割木”が16日午前中も残っておりちょい低調な出足だったのでしょうか!?
ちなみに松割木は1本400円、護摩木は1本300円です。
保存会家族一同で受付を担当しておられ、小学生も顔に墨を付けながらの応対にめっちゃ好感が持てました

16日の受付は午後2時30分まで行われました。
他の受付場所は…
「舟形」…西方寺西側駐車場 午前8時から午前10時まで
「左大文字」…金閣寺門前 午前7時から午後2時まで
「鳥居形」…化野念仏寺駐車場 午前9時から午後3時まで

先祖供養や願い託された護摩木はまとめられ、大文字の場合ではトラックで山の麓まで運ばれます。
麓と大文字の“一”の右側までケーブルで運ばれるシステムになってます。
そこから75箇所の火床まで人海戦術。
午後3時30分から4時頃から西日の直射を受けながら準備を行います。
綺麗に掃除を行い、人の高さより少し高いぐらいに交互に護摩木を組みます。
さらに、松葉や麦藁などで覆い、午後8時の合図で綺麗に燃え上がるように最後の最後まで入念な準備が組まれます。
午後8時にほんの少し風があり、雨が降らないことを祈りながら今から待つことにしましょう

無事、ご先祖の霊が西方浄土に帰られるように!
なお、今年から大文字山では16日当日の入山を禁止することになりました。
基本的に保存会の人以外は送り火の時間帯立ち入り禁止なのですが、一般の方々が日中から登られ止まる。そして、点火の時に火の勢いが強く逃げ回ったりするため危険性が高いと判断され、今年からの措置です。
昨年は約千人ほどがおられたとの報道もありました。
仮に16日登られても午後1時までには下山を求められます。



オススメの観覧ポイント(無料)は…
・吉田山山頂の公園
「大」が間近!迫力満点です。
・真如堂
「大」と北側から「妙」「法」上手く行けばさらに!
・出町柳駅周辺
ここはテッパンです。
・加茂街道沿い
「大」の左右払いまでが美しく見られます。さらに「舟形」「左大文字」なども
・船岡山公園
五山のうち「鳥居」を除く4つが見られる最高のポイント。
あと、銀閣寺道交差点から「大」を観覧した後、今出川通り西側を眺めると「左大文字」が見られますよ〜!
小生は今年も北白川の建物屋上から拝みます
