2010年05月23日

山奥のお地蔵様 〜佛返りの地蔵尊

貴船から芹生峠、灰屋と抜けて京北へと結ぶ府道361号線上黒田貴船線。

貴船口駅から貴船神社近く川床料理周辺と灰屋地区から国道477号線までは利用されていますが、峠周辺は皆無!
それもそう!車1台がようやっと通れる道。
枯葉や枝などが道にあちらこちら残って、さらに「落石注意」の表示も多数がく〜(落胆した顔)

ちょいとスリリングなドライブコースグッド(上向き矢印)いかがです?




小生、芹生峠コースは何度か走ってますが今回初めて発見した場所がexclamation×2

5.23 A.jpg


『佛返りの地蔵尊』


スピードが出ていたら見逃してしまう場所に鎮座されている佛返り地蔵さん。
落石・土砂崩れ防止の壁に見えにくい箇所なので訪問される方はご注意下さいな。


さて、このお地蔵さんの由来は…


5.23 B.jpg

「佛返りの地蔵尊由来」
此の地に鎮り給う地蔵様は人間が重病にて生死をさまようで居る時に死の世界より現世界へ呼び戻して下さる救いのある地蔵尊であり難病を救い給う故に佛返りの地蔵様と申し上げます。
世の人々より永遠に渡る難病に苦しむ人は此の地に来りて地蔵尊の救いを願われよ元は此の地の下の道路に面して鎮座して道行く人々の安全を守護されし地蔵尊なりしが山が水害でくずれ落ちし故に上座へ安鎮されし地蔵尊であり徳川時代の初期の作であり神佛合体の世にも不思議なる御神体で身には衣をまとい右手には天地融合福徳円満の巻物を持たれ左手には神職の持つ笏板をたずさわれ天地をぎゆうする御姿こそ真の神様であり佛様であります。
数ある地蔵様は身には衣を召されおにぎりを持たれし御姿こそ地蔵様の本体でありますが此の地蔵菩薩様は身は神として此の世に現れ給ひしが身は佛となられし姿であり又権現様は佛の性でありしが神の姿となり今の世に現れ給う菩薩様と権現様の由来を申し上げました。
佛返り地蔵様は霊験あらたかであり病気災難に苦しむ人は此の地蔵菩薩の救いを御願いして下さい。
合掌




峠道の途中に鎮座され、この地を通られる方々の病気災難を江戸時代から救って下さったお地蔵様なんですね!
さらに神仏合体で神主さんが持つ棒、笏を持たれているお地蔵様は初めて見ましたexclamation×2

古来から続く神仏習合が御姿として拝見できる貴重なお地蔵様ではないでしょうか!


近くに流れる灰屋川(桂川・淀川の源流)のせせらぎと鳥のさえずりしか聞こえない地で出会えた奇跡にただただありがたい気持ちでいっぱいでしたわーい(嬉しい顔)


場所はこのあたり!




posted by ひとし at 23:40| 京都 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・寺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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