馬場を駆けめぐる『流鏑馬神事』は午後2時開始にも関わらず、30分前には大勢の参拝客でごった返していました。
下鴨神社の流鏑馬神事とは…
葵祭の前儀として執行されます。。『続日本記』には「文武天皇2年(698年)賀茂祭の日に民衆を集めて騎射を禁ず」とあり、また鳥羽上皇が糺の森の馬場において流鏑馬をご覧になったことが「中右記」にあります。明治2年(1869年)東京遷都祈願行幸以降中断していましたが、昭和48年下鴨神社式年遷宮の記念行事として復活しました。
午後1時から本殿で神事が開始し、馬場には午後2時過ぎに登場。
様々な儀式が執り行われ午後2時半にいよいよ糺の森を駆け抜ける流鏑馬が開始です。

馬場の糺の森全体を使用して行われます。
的は3つ。的の間隔は100b。
馬は300bを約15秒から16秒で駆け抜けます。
それぞれの的の間隔は約5秒。その時間で弓を用意、射抜く所作をしなければなりません。
的の大きさは45aのひし形。馬場から的までは大人の足で大きく2〜3歩ぐらいでしょうか?
ただ、馬の全速力の速さで小さな的を射抜くには至難の業です。
流鏑馬神事は5頭1組で馬は4往復します。合計20回見られます


小笠原流弓馬術方々の献納です。
あっ


射た瞬間を何枚か撮影したのですが、やはり…
とりあえず…




@会場全体の最前列には有料観覧席が設置。一人2,000円。
椅子が用意され、ココは一番文句無く良いでしょう。
A一の的から三の的までありますが、全体を見渡せる二の的がオススメです。
今年の命中率からは、一の的が一番高く思えました。。。
B合計20の神事が執り行われます。前半は皆さんが午前11時や正午頃から並ばれ見難いです。
ただ、神事後半へ進むに連れて流動的となり有料観覧席の後ろ最前列を充分に確保できます。
式自体は午後3時半まで。午後3時以降に期待していただけば間違いなしです

流鏑馬神事は間近で見なければ、あの音、あの心動く瞬間は感じ取れません。
5月5日には上賀茂神社にて「競馬会神事」が午前10時から行われます。馬が駆け抜ける勇壮な姿をご覧下さい
