御霊祭は3基の神輿が担がれ氏子地域をぐるりと回る“還幸祭”です。
3基の神輿は地域別、昨日の順番では「今出川口」「小山郷」「末廣会」
そこで

友人よりお誘いで「小山郷」の神輿を担ぐことに相成りましたーーー

衣装は全て用意して下さったのですが、日頃着慣れない、祭り慣れしない(!?)小生は四苦八苦

地下足袋の独特な締め方に…鈍くさい小生でした。
(一応、足下だけの写真を…)

ポケットも無く、巾着袋も持たずデジカメ&携帯電話所持できず。
正午過ぎ、上御霊神社。
お神輿さんは装飾を始め「煌びやか」そのもの

お神輿さん本体を拝殿から担ぎ出し、長〜い担ぎ棒を2本差します。
この担ぎ棒に男共が群がり、神輿を担ぎ&揺らし巡ります。
上御霊神社は烏丸鞍馬口に鎮座。疫病は祟りによると考えられ“鎮める”つまり、鎮守社として有名です。
午後1時、上御霊神社出発。
氏子地域は、北は上賀茂橋から南は府庁北側まで、東は加茂街道から西は堀川通り付近までと広範囲。
4年で全ての地域を回り、今年は南コースが設定されました。
コースは…
上御霊神社→寺町通り→出町商店街→河原町通り→荒神口→寺町通り→今出川通り→京都御所
京都御苑巡行は昨年140年ぶり復活し、引き続き今年も叶いました。
土埃が舞う中、御所北側・朔平門前で大きく一周する神輿を威勢良く「神輿振り」
「ほいっと!ほいっと!」の掛け声に、小生も代わる代わる担ぎ神輿を揺らし!
額から汗が流れ、「代われ!代われ!」「ほいっと!ほいっと!」の怒号?否応なしにボルテージが上がりました

御霊祭を天も盛り上げるべく青空とエエ気温の演出は「祭り男」をエエ感じに焦がしてました

御苑巡行からは…
京都御所→室町通り→護王神社(休憩・弁当)→小川通り→今出川通り→新町通り→室町・烏丸通り→紫明通り→鞍馬口→上御霊神社
休憩した護王神社以降は小山郷の地元らしく各地で差し上げ

合計10回ほどは盛り上げ箇所はあったでしょうか?
担ぎ棒の前後はリズムを取りながら飛び、神輿を揺らし&装飾が重なり合う音は一層!盛り上がります

上御霊神社着、予定は午後6時30分。
実際は午後7時30分。
境内に入り、宮上げ。御神輿さんを境内で最後の差し上げ

境内いっぱいの参拝客と総勢100人を越える担ぎ手・関係者で最後の演出は、京都三大祭りの“静”とは正反対の“動”
疲労困憊の足と肩にも関わらず、最後の力を振り絞るように賑やかに締めくくり

年に一度の地域の行事はけが人も無く、無事終了です

初神輿、小生の勇姿は男気はあったでしょー

それ以上にベテランさんは挨拶した最初の段階から「男の中の男!」のオーラが輝き「男が男を惚れ尊敬する」まさしくコレです

祭り男らは皆、担いだ肩は真っ赤

触れると痛い…
痛い証は神輿を担いだこと。
勲章です

汗を流しに風呂に入ると「ギャーーーーっ!!!」と、叫びたくなるほどの痛さが…
んで、本日痛さと筋肉痛はまだ、神輿の偉大なる重さが実感できます。
あちらこちらで神輿を担ぎ回る方の気持ちがほんの少しわかったかな
