
『ミッドナイト念仏in御忌』
〜京都の夜空に浮かぶ国宝三門楼上にて、みんなで木魚を叩き、お念仏をお称えします。〜
木魚をオールナイトで叩きませんか?っというイベント!
気になりませんか?
小生は気になりました!
なので、行きました


知恩院のあの国宝!三門楼上で木魚を叩くんです!!!
通常であれば知恩院三門に登ることができるのは日にちが限定され有料です。
今回の『ミッドナイト念仏in御忌』は4月18日午後8時から翌19日午前7時まで。
・入場無料
・参加自由
・申込不要
・入退出自由
自由に自分のエエ時間に国宝に上がることが出来て、なおかつ木魚を叩きましょう!
なんて貴重で素晴らしい、グルーブ感あるイベントなのでしょうか

参加者の心得は次の通りです
・大きな声でお念仏「南無阿弥陀仏」をお称えしましょう。
・木魚は周りのリズムに合わせて、力を入れずに軽く叩きましょう。

※楼門内は撮影禁止のため知恩院サイトから引用
楼門内は50人以上は軽く収容できる木魚と空間は圧巻の一言。
楼上は仏堂となっています。仏堂中央には釈迦牟尼仏像、脇壇には十六羅漢像が安置されている他に天井や柱、壁などに天女や飛龍が極彩色で描かれ、圧巻の言葉に荘厳が加わります。
仏堂内部は蝋燭の灯火で淡く照らし出され、蝋燭の明かりがいかに明るいか、いかに優しい光りであるか実感できます。
数多くの「木魚」
それぞれが叩く木魚は20a程の小さな物。
ただ叩くと音は「ぽくぽく」と音、叩く感触は大きさに関して全く関係なし!
どの辺りを叩けば良い音が出るのか。
どのぐらいの力で叩けば良いのか。
長時間叩く場合、どのように叩けば良いのか。
これらの疑問は叩き始めると自ずと会得できます

木魚を叩く。
ついつい音を気にしたり、風景を気にしたりと邪念が表れますが…
次第に無心へ変化。。。
ただ、無心に叩く。。。
ひたすら叩く。。。
念仏を称えながら、叩く。。。
疲れたら右手から左手で叩く。。。
再び右手で叩く。。。
数多くの方が木魚を叩く

「ぽくぽく」は生きたように時に一斉に称えたり、時に乱れるものの再び全ての音が合流から合唱へ

さて!ここで疑問。
誰が「ぽくぽく」音頭。誰が音頭をとっているのでしょうか?
正解は…
抱きかかえられるようなビッグサイズ「木魚」が一つ用意されています。
知恩院のお坊さんがリズムを取って皆さんのリズムを合わしているのです。
さらに!!!
ビッグ木魚はお坊さんはかりでは疲れるので…いやいや!参加された方誰でも叩くことが出来、リズムリーダーになれます

マイ木魚を叩き、ビッグ木魚の音が小さければ皆、ビッグに目を向け「音が小さい!」と顔を向けることで抗議が起きます〜
ただ一つ叩くだけでも奥深い「木魚」です

貴重な体験イベントを催してくださった知恩院に感謝です。
このイベント「御忌大会」の一環です。
法然上人がお亡くなりになられた日を期して行われる上人の遺徳を偲ぶ忌日法要で、知恩院で一番大きなかつ重要な法要です。
18日午後から25日午前中までの8日間、日中・逮夜の各法要が勤められます。
『ミッドナイト念仏in御忌』は毎年恒例のイベントです。参加出来なかった方は来年を楽しみにしましょう
