京都ゑびす神社『十日ゑびす大祭』へ行って来ました〜

「十日戎」は西宮神社や今宮戎神社が有名ですが、主に西日本で1月10日に行われる神事です。
この5日間に渡り、商売繁昌や家運隆昌、吉兆のお笹を授与。
さらに、縁起物の大宝・福俵・福箕・熊手・福鯛・宝船・宝来等を授与されます。
京都ゑびす神社へは京阪・祇園四条駅から東へ一筋。
「四条縄手」交差点から南へ。
すでに縄手通りの両側には出店が所狭しと出店。
お店の方々の威勢の良い声が飛び交っています。

京都ゑびす神社にも負けず劣らず大勢の方が福を授かりに向かっていらっしゃいます。
実は、京都ゑびす神社の十日ゑびすへは初めての参拝です。
正直、多くの方が向かわれているのに驚き。京都の人でも西宮神社や今宮戎神社へ行ってしまってそれほど多くないと思っていました…失礼しました。
境内に入ると、それまでの歩みがピタッ!と止まりました。
確かに、境内はそれほど広くありません。
しかし、参拝するだけであれば人は流れるはず。
とりあえず並んで列の先頭を見てみると…

(なかなか見えませんが…)
参拝客のほとんどが本殿の鈴を鳴らそうと待っていらっしゃるのです

3つある鈴には紅白の長〜い紐。みなさんが奪い合って鈴を「カランっカラ〜ン!」と勢い良く、神様に届け!とばかりに鳴らしておられました

いやぁ〜不況の影響もあるのでしょうか?
一人一人の想いが鈴の音色まで力が入ったのでしょう

約15分ほど待ち、ようやく本殿へ。
お賽銭、無事に鈴を鳴らし、二礼二拍一礼。
商売繁盛。家運隆昌をお祈り。
無事、参拝終了。
境内には続々と絶えることなく人の流れが続きます。
一方、お笹授与の場所では巫女さんが…

お祓いでしょうか(?)買い求められるお笹に丁寧に古式ゆかしく神事を執り行っておられました。
さらに、京都ゑびす神社で忘れてはならない参拝が最後に待ってます。
「おかえり口」と案内されている本殿南西奥へ進むと…。
何とも様々な参拝の仕方があるものです。。。。
最後に「京都ゑびす神社」とは…
西宮・大阪今宮神社と並んで日本三大ゑびすと称され、「えべっさん」の名で親しまれています。
起源は約800年前土御門天皇の建仁2年(1202年)に禅の祖といわれる栄西禅師が建仁寺建立にあたり、その鎮守として最初に建てられたものです。
今日多くの方はゑびす様と言えば「商売繁盛の笹」をイメージされますが、ゑびす信仰の象徴とも言える笹は元来京都ゑびす神社独自の「御札」の形態が広まったものです。
ご存じでした?よくテレビで報道される「お笹」は京都ゑびす神社が発祥だったことを!
元祖!えべっさんと言っても過言ではないでしょう

ちなみに本日(9日)と明日(10日)は夜通しで開門されています。
我が家、いや日本、いや世界の景気が少しでも良くなりますように
